こんにちは
和泉市 よしの整骨院
スタッフの福留です
１１月１８日（土）に
シークレットセミナーを
開催させていただきました。
今回のテーマは
2023年総集編
今年も様々なアプローチを
勉強させていただきました。
今回はその中から３つのアプローチに
絞って教えていただきました。
まず初登場の内容だった
過緊張線維束へのアプローチ。
ポイントは
- 骨を受けに使わない
- 筋肉にテンションをかけて、ストレッチング
従来の手技であれば、骨を受けに
筋肉を捉えて揉捏を行います。
しかしこの手技では過緊張した
線維にテンションをかけて、
末梢方向に筋膜をストレッチする
感覚でアプローチを行います。
これまでのような刺激を
入力する手技と違うので、
手の使い方や体の使い方に
苦戦しました。
しかしこの手技は筋肉を捉える
手技ではないので、初心者でも
使うことが出来ます。
アプローチを受けたあとは
刺激を入力された感覚はないのに
下肢が楽になっていました。
次は大腰筋アプローチです。
これは全く身動きが取れないような
ギックリ腰に効果的な手技です。
脊柱筋が筋スパズムをしている
状態を緩めるのは難しいです。
こういうときは腹部から
筋緊張を取ることが必要。
しかし上向きではなかなか
腹部が緩んでくれません。
そんなときに
この大腰筋アプローチなんです。
アプローチは横向きで股関節と
膝を屈曲させた状態で行います。
この姿勢では背臥位と違って
重力で内臓が下がるため、
初心者の人でも大腰筋を
見つけることができます。
ただし解剖を理解していないと
腹大動脈を触っていたり
浮肋にガツガツ触れていたり
と注意が必要なところでもあります。
施術を受けたあとは
前屈の可動域が良くなっていました。
最後に頚肩部アドバンステクニック
ここは３つに分けてアプローチします。
まず半棘筋と肩甲挙筋の筋溝を
狙った手技です。
ここは板状筋・僧帽筋・脊柱筋などが
走行するポイントです。
ただこれまで筋溝を狙うような
手技は禁忌としていました。
しかし適切な手の使い方や
解剖などを理解していれば
触ることができます。
次に半棘筋へアプローチします。
半棘筋は
- 棘突起に捉える
- 棘突起の際からはがすように
- 筋腹部を真下に捉える
閾値を考えずゴリゴリ入っても
筋肉は緩みません。
その人にあった筋肉が緩む
適刺激を入力する必要があります。
むち打ちのような閾値が低い人は、
特にこの感覚が重要です。
最後に肩甲挙筋のアプローチです。
従来のアプローチと同じように
頚椎横突起列に肩甲挙筋を捉えます。
そして従来の手技と違うのは
ここから長軸方向へアプローチをします。
長軸へのアプローチの際は
同時に反対側の四指で、
頚椎にズレがないかを
確認しておきましょう。
次に行うモビライゼーションの
指標になるからです。
肩甲骨上角付近の肩甲挙筋は
第一肋骨を受けに行います。
僧帽筋上部まで
漏れがないよう行いましょう。
モビライゼーションは頚椎横突起列に
肩甲挙筋を捉えた状態で、
頚椎を均等に横方向へゆらゆら揺らします。
先ほど確認したズレを戻すような
イメージでゆらゆらと揺らします。
またこれは緩和的な刺激にもなります。
今年のシークレットセミナーは
これで最後でした。
今年一年よく使ってきた手技を
総復習できました。
これらを患者さまへ還元して
もっといい結果を出せるよう頑張ります！
N様、いつもありがとうございます。
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