こんにちは
和泉市 よしの整骨院
スタッフの福留です
６月１７日（土）に
シークレットセミナーを
開催させていただきました。
今回のテーマは
吉野が臨床で実際にやっている
前腕のほぐし方
プロフェッショナルコースでも
前腕のアプローチは学んでいます。
その際は前腕筋群の1つ1つを
丁寧にアプローチする方法を
教えていただきました。
しかし実際の臨床ではそこまで
丁寧に診る時間はありません。
なぜなら肩甲帯や脊柱などの
アプローチも必要だからです。
なので今回はより臨床に特化した
内容を教えていただきました。
まずうつ伏せで伸筋から
教えていただきました。
メインとなる筋肉は総指伸筋です。
指の伸展反応を確認しながら
臨床でのスピードも意識して
アプローチしていきます。
ポイントはガサッと大きく筋肉を
塗りつぶすように揉捏すること。
これが、突き指やバネ指などの
症例治療を行う際のベースになるのです。
次にうつ伏せで屈筋を
教えていただきました。
屈筋は前腕上部をローラーのように使い
浮腫抜きをするようにアプローチします。
伸筋と同様に屈曲反応を見ながら
施術を行います。
どの指が屈曲するのか
どの関節まで屈曲するのか
まで詳しく確認しながら
揉捏を行いました。
次にこの伸筋、屈筋のアプローチを
上向きで行いました。
やることは同じですが、うつ伏せと
少し違う点があります。
それは施術をするときの
前腕の肢位です。
伸筋では前腕回内位で
屈筋では前腕回外位で
それぞれ揉捏を行います。
また臨床では前腕の回外位を
取れない人がよくいます。
肩が内旋（内巻き）していて、
外旋できないのか？
前腕が回内に固まっていて
回外できないのか？
人によって原因は様々ですが、
このような場合は回内しないように
固定して揉捏を行いましょう。
次は突き指、バネ指に対しての
アプローチを教えていただきました。
どちらもポイントは伸展、屈曲の
反応をみることです。
ただしそれぞれ指の反応が違います。
まずは突き指から説明します。
突き指では前腕を施術した際
他の指は伸展、屈曲するのに、
突き指をした指だけ伸展、屈曲の
反応が出にくくなります。
施術では突き指した指の反応が
でるまでアプローチを行います。
ただし同じところをずっと施術
するわけではありません。
関係する筋肉を細かくみたり、
伸筋と屈筋を交互にみることで
効果的にアプローチができます。
また突き指など急性症状は
局所に集中した施術を行うことが重要です。
なので手内筋まで丁寧に
施術を行います。
特に骨間筋へのアプローチは
非常に重要です。
消しゴム付きの鉛筆でアプローチ
する方法を教えていただきました。
次にバネ指を説明します。
バネ指は突き指とは逆で指が
ポンと跳ねるような反応が出ます。
この指がポンと跳ねる線維を
見つけたら、ひたすら線維を横断します。
すると徐々にポンと跳ねる
反応がおさまってきます。
ただしバネ指は慢性化している
ケースが多いです。
そんなときは局所の施術だけではなく
肩甲帯や脊柱など中枢への
アプローチが必要となります。
最後に前腕と連結する上腕三頭筋の
アプローチを教えていただきました。
上腕三頭筋は今までに何度も
教えていただいています。
しかし今回は長頭の線維に特化した
内容を教えていただきました。
長頭の芯を的確に捉えて
関連痛を誘発することが重要です。
痛いけど効くーというような
刺激で、施術を受けた後は
腕が楽になっていました。
今回の前腕アプローチは重要なのに
意外とやっていないという所だったので
非常に勉強になりました。
早速使って行きたいと思います。
N様いつもありがとうございます。
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