どうも魚屋兼ファイナンシャルプランナー兼投資家の森田です。
これは保険関係者だと主に米ドルを中心とした外貨建て保険を扱われていたり、その他の金融関係でもドル建て商品を扱われている方からよく聞く言葉なのですが、日本の人口は今後減っていきます。それは間違いないことでしょう。
その時にこの計算式が出てきます。
GDP(国内総生産)=人口×1人あたりの生産性
GDPとはその国の経済的な元気の指標だと思ってください。これが前年よりも高くなると、経済が伸びているね。的な感覚で捉えてもらえたら良いです。深く考えてはいけません。
つまり人口が減っていくのでGDPが減ってしまい、日本の国力が低下する。だからアメリカとの国力を比べた時に相対的に低くなるので、その分だけ円安になりやすいのでドルを保有しておいた方がいいですよ。
となるわけです。
もちろん何十年の先のことは誰にもわかりませんが、これだけを元に為替の方向性を考えてもいいのかと疑問に思います。
何故ならばGDPは人口だけで決まる物ではない。また為替はGDPだけで決まる物でもない。つまり人口による円安の可能性は0ではないですが、それだけが為替の要因でもありません。
むしろ為替は国策と連動する部分が強く、日本だけが円安に向かうことを他の国がそのまま見ているとは考えにくいかと。
その理由としては、それぞれの国にとって自国通貨(日本だと円)は安い方が国際競争力があるので、本当はどの国も通貨安にしたいのですが、そんなことをしていたら周りの国から為替操作だと非難されてしまいます。
繰り返しになりますが、為替が将来どうなるかは誰にもわかりませんが、1つの要因だけで動く物ではないとだけ覚えておいてください。