東日本大震災から7年半が過ぎ | 富山よしのぶオフィシャルブログ

富山よしのぶオフィシャルブログ

富山よしのぶオフィシャルブログ

今日は何のご縁か、熊本に出張だ。 熊本も震災の爪痕がまだまだ残る地域。

 

熊本城の天守閣はずっと再建のためにクレーンで色々やっとる感じ。

塀も倒れ、石垣は崩れ落ちていると言った感じ。

しかしながら、こんな熊本城でもその地震の状況を確認しようとひっきりなしに観光客が押し寄せていた。 平日にも関わらず。 もちろん、修学旅行生もいて、団体には地元のシルバー人材がしっかりと熊本城の成り立ちと地震の影響等を伝えていた。 僕が見ただけでも道中10組はいたので、結構多くいる。 こういうの東北の被災地でもやってるんだろうけど、陸前高田の場合は一本松茶屋で、一本松に向かう道中にガイドを付けるなどしてきていただいた方々におもてなししてはいかがなものかと勉強になる。

熊本城の戌櫓?やったかな?マジギリセーフじゃないですか!

結構熊本を象徴しているような。 まだまだやりまっせ的な気概を感じる。

実際、熊本は震災を機に、老朽化した建物の建て替え等で景気が震災前よりも上回っている。 うらやましい限りだ。

加藤清正が祀ってある加藤神社から見た天守。 本格的な再建をしていますね。 本格的なんです。熊本の経済再生も。

せっかくなので、加藤神社にお参りに。

こんな神社で。

陸前高田を勝手に代表して、祈願してきました。 熊本の復興祈願と共に、その復興を見習って陸前高田も同じように景気浮上できるようマジで祈願した。 お布施も包んで。 本当の神頼みです。

その神社に、熊本地震で崩れた石垣から発見された、石垣の裏に彫られた観音様の部分が祀られている。 地震で崩れたから発見された。 ピンチの中にチャンスありなのか。 陸前高田もピンチだが、その中にチャンスはあるという勝手な理解で拝んできた。

 

加藤神社から見上げた熊本城天守閣。 僕はそういえば、高校の修学旅行でこの熊本城を見学していたのを思い出した。 その時の様子は子供心ながら、歴史が好きだったもんで、すごい城やなぁ、黒い城ってかっこいいなぁと感じたのを覚えている。 でも、この再建中の熊本城もかっこいい。 躯体を強化して、さらに頑丈に作っていくんだと思う。 基礎に時間かけてね。 熊本の復興が本物になるための象徴的な城だなと感じた。

 

陸前高田も見習いたい。 熊本と違うのは、熊本は政令指定都市。 やはり人口が75万人程度いて、町には活気がある。 陸前高田は1万7千に減少したと言われている。 町の規模が違うため、市場規模も異なる。 事業家が陸前高田で事業をするのは至難の業である。 でも熊本が復興しているのは、前を向くパワーだ。 新しいものを作ろうと頑張っている人達と触れ、実感した。 陸前高田の経済環境は格段上で厳しいが、新しいものを前向きに創っていくエネルギーと実行力があれば、復興には結びついていくと確信した。

 

問題は、人々が新しいものを創り出していくことに否定的なところもある。 震災から7年半、新しいものを創っていく気運がどれだけ陸前高田で作ることができるか、が復興できるかどうかの分かれ目になると熊本で感じた。

 

否定はされるもの。 がんばろ。