生産性の向上 | 富山よしのぶオフィシャルブログ

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今大阪都構想の話がニュースで結構出てるけど、あくまで私見やけど、反対が意外に多いというか多すぎるという印象を受ける。 

なんでやろ?

そもそも大阪都構想って全国の人は「大阪が東京みたいになりたいだけなんじゃないの?」という印象しかないのではないかな。

大阪の人達は当たり前のように理解はしていると思うけど、これは大阪府と大阪市の二重行政(府と市がおんなじ事業をやらんでもいいのにやってもうて、それに取り組む人件費がバカ高くて財政を圧迫していること)の解消というのが大阪都構想ということ。 

大阪市をなくして、人口多いわけやから東京の区みたいなんを作って大阪府~区にしたらえ~ねんってこと。

別に大阪が東京に対抗しているわけではなく合理的な政治判断しましょうと呼びかけているのが大阪都構想。

ここで、大阪の二重行政が客観的にどれだけ無駄なのか簡単に統計的に見てみよう。

大阪の人口は266万人程度。 それに対して大阪市の職員の数は3.9万人。 よく大阪と比較されるのが横浜だが、横浜市も人口が多いので記しておこう。 横浜市の人口は368万人と大阪市より100万人も多いのは結構びっくりなのだが圧倒的に人数は多い。 では横浜市の職員の数は? 横浜は2.8万人。

どえ~!!!!!!

横浜市の方が大阪市より100万人も多いのに、横浜市の方が大阪市より職員の数1万人も少ないんか~い!!

てことは、業務効率的には2倍以上横浜の職員の方があるっちゅうことやね。 じゃぁ横浜市の職員の給与は大阪市の職員の給与よりも2倍上回るのかと言えばほぼ同じかな。

これ同じ会社内で横浜支社と大阪支社で働いてる人がおって、横浜の方が一人あたりの生産性が圧倒的に高かったら大阪の人はリストラ対象になりますね。 無駄が多いって経営陣に叱られる。

これが今起きている大阪都構想問題。

要は、「大阪都構想」という名の元、「無駄を徹底的になくして未来の子供たちに借金のツケをまわさない!」と声高に叫んでいるのが橋下市長。 それに対して、多分やけど自分たちの仕事失くされたら困りまっせ!と対抗しているのが反対気運なのかな。

時代は高度経済成長期ではなくなっているのだ。 バブルもはじけて、バブル崩壊から20年間日本は全く成長できなかった。

2010年からは人口減少に転換し、少子高齢化には拍車がかかっている。

時代が違うのだ。 大きく社会構造は変わっているのだ。

増え続ける財政赤字とその借金を子供たちに回し続ける鈍感な大人たち。

これはね、もうどっかで改革しなければならないのだ。 もう手遅れの時期やけど、それでも絶対にあがかないといけないし、無駄は徹底的に省かないといけないのだ。

もちろん、何人たりとも人の職を奪う権限はないかもしれない。

しかし、明らかな無駄は省かないといけない。

これは大阪の問題ではなく、日本全国の問題であり、その問題の突破口を開こうとするのが大阪都構想なのである。

もし、この住民投票がもし反対票が賛成票を上回るという結果になるとすれば、日本の再浮上はマジで向こう50年は遅れるのではないかと危惧している。

なぜなら、大阪みたいなところしか、今日本の突破口を開けるところは他にないからだ。

反対が勝てば、昭和の昔ながらの国際情勢も何もわからない、おらが村の政治が日本を埋め尽くす。

国や将来のことではなく、自分さえよければオバケがはびこるのではないかとさえ危惧している。

大阪の人達が鍵を握っているのだが、自覚は果たして持たれているのだろうか・・・。