市役所近辺も少しは活気が戻ってきているような気もする。 宮城県第二の都市やし、底力はあるのだろう。
僕らが関わってきた渡波、鹿妻、湊地区もまばらやけど新しい店が出来てた。
取り壊しになって整地されたところが歯抜け状態であるのがまだ痛々しさを物語っていた。
久々に、鹿妻のおばちゃんのところに行ったけど、留守だったので名刺置いてきたら、石巻を出発して岩手に向かって北上している時に携帯に折り返しの連絡が入った。
脇道に車を停めて、かけなおすと、第一声が「あ～、家にいれば良かった～」と。 「あんたの元気な声聞いたら涙でちゃうよ」と嬉しいお声をかけてくれた。
「また来ますね、おばちゃんも体気を付けてくださいよ～」と短時間の電話だったが、被災してその後色々あって今はお一人で暮らされているのも大変だろうし、また顔見せないといかんなぁと久々に後ろ髪をひかれた。
僕に後ろ髪はあまりないけど・・・。
湊小学校も体育館に電気がついていて、一階の被災していた校舎も修復されたのか、きれいになっているように見られた。
少しずつ。 少しずつやけど、皆さん前向いて頑張ってきた証が形になっているような。
まだまだのところも沢山あるけど、人が生活するのは、本当にたくましい限りで。
自分自身もっと頑張らなあかんわと、ラジオもつかない車の中でエンジン音聴きながら心に誓った。
