昼から衆議院議員会館にて「最近の国際情勢と日本外交」という題目で岡崎久彦氏の講演があり、勉強しに行った。
岡崎さんは朝生も出ているし、政治番組では外交・防衛通としてコメンテーターやってるので知っている方も多だろう。
元サウジアラビア、タイ大使。
外務省畑の人なんで、日本外交のプロフェッショナルだ。
岡崎さんによると、北朝鮮の有事は特に日本には関係ないと。
そもそも、北朝鮮にはエネルギー資源を買うお金も無いぐらいなので、基本力が無いと。
なぜこんなミサイル発射とかの強硬路線なのかは、基本国内体制が権力争いをしているからだとの見方。
中国の尖閣へのアピールと全く同じだ。
そこに外交もへったくれもない。
国内事情だからだ。
岡崎さんによると、オバマ政権の人事入れ替えによる「お友達政権」の方が外交に色濃く世界にインパクトを与えるかもしれないと注視している。
今までのプロフェッショナルな防衛外交戦略が、今回の人事交替によってプロでない人達が防衛外交のトップに立った。
今までにないことだ。
下手すると現実路線の中国包囲網政策が転換されるかもしれない。
そうなると、日本は自立していかないといけなくなるのかな。
日米基軸をしっかりと強固にしておかないといけないので、日本外交はネジを締め直さなければならない時期だ。