今宵のレコードアルバム 『はじまりはいつも雨』 | 恐悦至極に存じ奉り候

恐悦至極に存じ奉り候

鈍感な人たちは、血が流れなければ狼狽しない。
が、血の流れたときは、悲劇は終わってしまったあとなのである。
by三島由紀夫

今夜は雨か…

 

 

雨は嫌い。

なんか寂しくなる。

 

なぜか、

自分がクズ人間だとしみじみ思い、

気分が滅入る。

 

 

 

 

初代ハリー嫁と別れてすぐ

6歳ほど年下の彼女と付き合った。

僕が20代後半のころ。

 

 

出会った当時、

彼女には彼氏がいたけど

別れて僕と付き合った。

 

 

 

彼女と車に乗った時は

たいがいチャゲアスが流れてた。

 

その彼女とは

結婚の話をしたこともあったけど…

僕の仕事が親御さんに隠せ通せるはずもないと、

結局は別れた。

 

 

可愛くて底抜けに明るい彼女やった。

僕との将来が無いことに気付いた彼女は…

僕から離れていった。

 

 

 

車中で彼女がかけるチャゲアスを聴き、

いい音楽を作るなあ、と感心した。

 

当時、20そこそこの彼女も

今ではもう50を超えている。

別れてから一度も会ったことはない。

もう、

孫も出来て幸せにしてるかな。

たまには、

僕を思い出してくれてるかな

 

 

 

僕はとくにこの歌が好きやった。

この歌を聴くとその彼女を思い出す。

 

本当にいい歌やと思う。

 

 

 

 

 

 

作詞:飛鳥涼

作曲:飛鳥涼

 

君に逢う日は不思議なくらい 雨が多くて
水のトンネルくぐるみたいで しあわせになる
君を愛する度に 愛じゃ足りない気がしてた
君を連れ出す度に 雨が包んだ

君の名前は優しさくらいよくあるけれど
呼べば素敵なとても素敵な 名前と気づいた
僕は上手に君を愛してるかい愛せてるかい
誰よりも誰よりも

今夜君のこと誘うから空を見てた
はじまりはいつも雨星をよけて

君の景色を語れるくらい抱きしめ合って
愛の部品もそろわないのにひとつになった
君は本当に僕を愛してるかい愛せてるかい
誰よりも誰よりも

わけもなく君が消えそうな気持ちになる
失くした恋達も後をつけて

今夜君のこと誘うから空を見てた
はじまりはいつも雨星をよけて

ふたり星をよけて