今宵のレコードアルバム 『FOR YOUR LOVE』『青い瞳のステラ、1962年夏…』 | 恐悦至極に存じ奉り候

恐悦至極に存じ奉り候

鈍感な人たちは、血が流れなければ狼狽しない。
が、血の流れたときは、悲劇は終わってしまったあとなのである。
by三島由紀夫

今の若い人は、

柳ジョージという怪物を知っているだろうか…

9年前まで、実際に日本に実在した伝説のシンガー。

 

「和製エリック・クラプトン」と評されたけど、ボクに言わせればクラプトンが「英製柳ジョージ」なのである。

 

彼のボーカルはとにかく心に染みる。

バリアを破った圧倒的な歌唱力。

謙虚で照れ屋で飾らないその人柄。

 

早すぎた死が惜しまれる。

 

柳ジョージを知らない人は是非一度ご視聴を。

日本にこんな凄いシンガーがいたんだ!

と、嬉しくなるよーだ。

 

(ライブコンサートの為『FOR YOUR LOVE』は短くなってます)

 

 

 

 

『FOR  YOUR LOVE 』

 

唄 柳ジョージ

 

遠く見知らぬ街で
お前を想う黄昏に
雨がまた降り始め
空は流れてゆく

きっと通り雨だけど
心も濡らしてゆく
報われぬ愛を俺にそそいだ
お前の涙のように

Baby 泣かないで
こんな俺のために
Baby 泣かないで
笑顔を見せてくれ

夜を幾つ超えても
胸の痛みは消えず
お前がここに居てくれたなら
それだけを想いながら・・・

Baby 泣かないで
こんな俺のために
Baby 泣かないで
笑顔を見せてくれ

Baby 泣かないで
こんな俺のために
Baby 泣かないで
笑顔を見せてくれ

Baby 淋しさが
俺に教えてくれた
Baby お前だけが
俺のすべてさ

 

 

 

 

『青い瞳のステラ、1962年夏…』

 

唄 柳ジョージ

 

赤いキャンディ 包んでくれたのは
古い Newspaper
白いペンキ 何度も塗りかえす
夏の風の中で…
今頃 故郷のテネシ-あたり
刈り入れ時さと カタコト交りで
バルコニ-から 覗くあんたは
ブロンドさえも 色褪せていた

派手な化粧 振り撒くオ-・デ・コロン
自慢の胸のペンダント
俺の髪を撫でまわしながら
開けてみせた写真

もう一度 船に乗る夢ばかり
風邪をひいた日に うわ言のように
好きなブル-ス かけてた夜は
きまって夜明けに すすり泣いてた

After midnight
哀しみは 永遠の眠りについたかい…
After midnight
哀しみは 海を渡って行ったかい…

沖を通る 貨物船ながめ
テネシ-ワルツ 歌おう
上手いもんさ あんたに教わった
ちょっといかし ステップ

ほめてくれよ しゃがれた声で
芝生の下で 眠っていずに
ほめてくれよ Blue eyes 細めて
芝生の下で 眠っていずに