もし、あなたが
「自分は何でこんなに仕事が出来ないんだろう
もっと仕事ができたら、こんなに苦しまなくて良いのに・・・」
と劣等感で悩んでいるとしたら、
仕事のスキルを上げることは、直接の解決策ではないかもしれません
何故なら、劣等感というのは
現在の自分が自分をどう思っているか
という自己評価の結果だからです
そもそも、今できないと思っている仕事ができるようになれば、
劣等感は無くなるのでしょうか?
できていないことが出来るようになったら、確かに達成感はあるでしょう。
でも、その結果として劣等感が無くなって
幸せになれるかどうかはわかりません。
なぜなら「仕事ができれば、幸せになれるのに」という考え方は、
反転して「仕事ができないから、今私は幸せではない」
という思考を無意識に頭の中に作っているからです。
そのような思考が染みついていると、
何かを達成したとしても、
「もっと上がいる」とか「こっちはできていない」と次は別のことで落ち込んで、
劣等感を感じる毎日を延々と繰り返してしまうことになります。
もちろん、目標を持ったり、人と比較した結果をバネに努力することは素晴らしいことですが、
一緒に劣等感も持ち続けると、幸せに生きることを邪魔します。
自分を許せないという思考に繋がりやすいからです。
では、劣等感を無くすにはどうしたら良いのでしょうか?
その答えは、「幸せになることに条件を付けない」ことです。
「○○ができたら、幸せになれる」のではなくて、
「○○ができなくても、私は幸せ」と考えてみてください。
本来、人は何も達成しなくても幸せになって良いのです。
ごはんが美味しくて幸せ。夕日がきれいで幸せ。
いつでもどこにでも、幸せになれるタネは転がっています。
劣等感があっても、幸せになって良いのです。
出来ない仕事があるかもしれないけど、幸せ。
そう考えることができれば、
出来ないことはあるけど、出来ることもあると思えるし
出来ないことに対して努力することと、劣等感で自分を苦しめることを
切り離すことが出来るようになります。
厳しい自己評価を止めたら、いますぐに幸せになれるんです。
この記事を読んでいただいた今の時点で、すぐに信じられなくても構いません。
ただ、そういう考え方もあるのだなと思って、過ごしてみてください。
そして、次に劣等感を感じて辛くなったとき、
”そういえば、仕事はできなくても幸せになって良い”ってどこかで見たな
と思い出してみてください。
思い出すだけで大丈夫です。
少しずつ楽になって、変わって行きますよ