自己否定思考が起こるしくみと、そこから抜けるための3つのポイント☆
「自分は何をやってもダメだ」「どうせ上手くいかない」「もっと仕事が出来たら 幸せになれるのに」頭の中で鳴り響く、自己否定の独り言止めたくても止められなくて苦しんでいる方にお伝えしたいのは、自己否定の思考が起きるのは、あなたのせいではないということです人は、生きていれば誰でも辛いことや悲しいこと、理不尽なことに遭遇します。それは避けられません。そして、親に否定されて育ったり、いじめに遭ったり、ショックなことがあったりといった、過去の辛い経験が、自己否定やネガティブ思考の元になります。でも、その出来事というのはあなたのせいで起きたのでは無いですよね。一言で言うと、外部の環境のせいで起きたはずです。ショックを受けるような体験は本当に辛いですが、起きた事実は変えられません。問題になるのは、事実そのものでなく、起こった後の受け止め方です。心がしなやかで強い状態なら一時的に落ち込んでも自分で乗り越えられますが、これまで生きてきた環境の影響で辛さを抱えていると、やっかいなことに起きた事実を元にして、脳が勝手に妄想を始めてしまうのです。「上司に叱責されたのは、 私が劣っているからだ。 劣っている私は、 この先何をやっても 受け入れられない」こんな風に。叱責されたのは事実でも、運悪くパワハラ上司の配下になっただけで、実際は能力に問題はないかもしれませんし、上司自身がストレスを抱えていて、普通に指摘しようとしたところをつい強い口調で言ってしまったのかもしれません。でも、叱責されたというショックな出来事に心を痛め、その原因が自分にあるのでは?とネガティブに考え始めてしまうと、脳は次から次へとネガティブ思考を膨らませて、それがあたかも実際に起きたことであるかのように思いこませようとして来るのです。そうして、悪いセルフイメージが染みついてしまいます。これがからくりです。脳がネガティブ思考をするのにも、理由があります。これ以上ショックなことが起こらないように、内にこもらせて行動を制限し、あなたを守ろうとしているのです。それが脳の機能として組み込まれています。やっかいですね……。では、仕組みはわかったとして、自己否定を止めるにはどうしたら良いのでしょう?ポイントは3つありますポイント①人は放っておけばネガティブ思考になるものだと理解することこれは、先ほど説明した通りです。脳が勝手にやってしまう仕組みになっていることを忘れないでくださいね。ポイント②自己否定の言葉が出てきたら意識的に止めること「自分なんて・・」「どうせ・・・」といった自己否定の言葉が頭に浮かんだら、すぐにそれを打ち消しましょう。「その考えはいらない!」とか「ストップ!!」といったように別の言葉を心で呟いても良いですし、深呼吸をしてみるのも効果的です。すぐには収まらないかもしれませんが、徐々に変わってくるので、諦めないでくださいね。ポイント③変われると信じること長年慣れ親しんだ自己否定の思考から抜けるのはやはりある程度時間がかかるので、途中で諦めてしまいそうになるかもしれません。でも、そんな時こそ絶対に変われる!と気持ちを新たにして欲しいのです。ネガティブ思考を抜ければ、驚くほど穏やかな毎日が待っています。心が軽くなります。明るい日々を送ることをご自分に許可してあげて下さいねということで、今回は自己否定の思考が起こる仕組みと抜けるためのポイントについて説明させていただきました。自己否定の思考が長期間続き、苦しんでいる方にとって少しでも参考になれば幸いです