今日は良いものを観た……🚣♀️
写真はその帰り道、ほくほくで歩いているところです。
深海洋燈【KID】
チャップリンのキッドに着想を得た作品、との事でしたが深海洋燈色しっかりと、鋭く社会のくらいところを切り取って泥団子を作ってピカピカにしたものを大切に宝石箱に入れたような作品でした。
何というか、全てがあわれ、両方の意味で。
テント公演に向けての実験公演と前説での言葉。
納得、というかこれはテントで上演すべき作品だと観ていても思った。
それにしても、
深海洋燈の美術は劇場を選ばない。
この劇場でこんなに建て込むの?!と素の劇場を知っていると思うが、
建て込まれた美術は動き出した作品の中では《これでなくてはならない》ものとして、当たり前に鎮座する。
異物感なく、劇場に寄り添って作品に活きている。
それは凄いことだと思うし、
2021年5月【夜半の月】の公演でも美術をお願いした時にも思ったのだけど、
美術で戯曲の余白を埋め尽くしてくれる。
余白というか行間をしっかりと埋めてくれて、お客様への伝わり方を最大に上げてくれる。
すげーな〜この人たち
とにもかくにも、
一回出演してみたい!とモーレツに思わされる団体さんであります!
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宵の風 浴びて
白けたあたまでもって手探る夜
何を探していたのかも忘れて
掘り潜る
束の間の夢
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にごれば息もしやすかろうが
澱めば手脚を取られるばかりで
真の呼吸を忘れた頃には
沈澱
息を殺すばかり
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救済を待つ
海はどこまでも碧く
空はどこまでも高く
誇り高き愚か者よ
今もそこで笑っているか
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それではまた!
本山
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