TPPにはいろいろな問題があると思いますが、
働く女性を応援する立場からは、雇用問題が心配です。
「TPPが日本を壊す」(扶桑社新書)という本があります。
帯に「あなたの“食”と“職”が危ない」とあります。
本の23ページから24ページ、
「労働については、TPPと同時に締結される予定の
『労働協約に関する覚書』というものが存在します。
(中略)
保護貿易のために労働法・労働政策・労働慣行を定めることは
不適切であると規定されているのです。
たとえば日本人労働者に対する労働政策を海外の国々と合わせる、
場合によっては労働条件や雇用保険などの社会保障も合わせなければなりません。
このことによって、日本人の労働環境は激変する恐れがあります。
TPP参加によって日本的なローカルルールが規定に抵触するということは、
終身雇用や社会保障が否定されるということなのです。」
最近、政府の規制改革会議で、解雇を容易にするという案が提起されました。
もうすでに動きが始まっています。
日本人の解雇を容易にすれば、安く使える外国人を雇うということも、
しやすくなるでしょう。
せっかく少しづつ進んできた、働く女性の環境もどうなるかわかりません。
この問題はマスコミではほとんど報道されていません。
私が探した本では、この本が一番わかりやすくよく書かれていました。
ぜひ一読していただきたいと思います。
- TPPが日本を壊す (扶桑社新書)/扶桑社
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