◆50℃洗いのメリット
◆50℃洗いの方法
もともと長野県の野沢温泉で、温泉で野菜を洗うと歯ごたえが良くなることに着目した、「低温スチーミング」で有名な平山一政(ひらやま いっせい)氏が考案した調理法です。
科学的にも、野菜にある物質、ペクチンとカルシウムイオンが50℃になると結合を始め細胞が硬くなり、歯ごたえが良くなると実証されています。
また、熱ショックを与えると野菜表面の気孔は開き、そこから失われた水分を吸収し、収穫時の状態に戻る 現象が生じるともいわれています(ヒートショック現象)
ほうれん草やモヤシなどの野菜・キノコ類・イチゴやバナナなどの果物、またエビや魚、お肉なども50℃洗いの効果が確認されています。
(注意! 魚や肉を50℃洗いした場合は、すぐに調理してください。すぐに調理できない場合は、水気をふきとり、調理するまで冷蔵庫で保管してください)
トマトや果物などは、少し長い目に(5、6分)洗い、漬けておくことで甘味が増して美味しくなるそうです。
目安として沸騰したお湯に同量のお水を加えると大体50度になります。(48~52℃が適温)この時、43℃を下回ると細菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です!
温度計を買うのはなかなか大変だと思いますが、この50℃洗いの必需品ですので、私もデジタルのキッチン温度計を購入したいと思います。
また、火傷には十分ご注意ください
ゴム手袋や菜箸を使って洗うのがお勧めです。
※ 参考
平山 一政(ひらやま いっせい)
スチーミング調理技術研究会代表
平山一政のHOMEPAGEへようこそ より、引用させていただきました。