おはようございます 吉村龍泉です。

 
 
今回は、水雷屯についてです。

 

“すいらいちゅん”と読みます。
 
 
易の六十四卦のうちの四難卦、
 
四つの難(なや)みの卦の一つです。
 
他に、坎為水・水山蹇・澤水困
 
あります。

 

これらは、いづれも内外卦のどちらかに
 
 坎の卦を持っています。
 
易経において四難卦で一番始めに
 
登場するのが、です。
 
ですから、屯(ちゅん)は、
 
事を始めるための生みの苦しみの難みだ
 
とみることも出来るのです。
 
 
では、ここで、
 
この四つの卦すべて難(なや)みを
 
表す卦なのですが、
 
どのように違うのか?
 
ちょっと考えてみましょう。
 
 
まず、水雷屯  です。
 
この卦は、苦しみの中で、
 
何とか進もうと動こうとするが、
 
どうにもならない難みです。
 
忍耐刻苦して前進できる時が来るのを
 
待つ形です。
 
 
次に水山蹇  は、苦しみの中で、
 
止まって耐え凌ごうとする難みです。
 
力不足で順調にいかないので、
 
止まって力を蓄えて待つ形です。
 
 
坎為水  の難みは、(高き)望み・思いを
 
通すために艱難苦労している難みです。
 
心が揺らぐことなく、
 
孚(まこと)を失わなければ、
 
望み・思いは叶います、享ります。
 
 
最後に、澤水困  ですが、
 
この卦は、何かが欠けてることの
 
難みです。それが解消すれば、
 
物事が進むわけですが、
 
それを取り除くことが難しいため、
 
苦しんでいるのです。
 
 
これが、四難卦の難みです。
 
 
 
それでは、本題の水雷屯  について
 
見ていきましょう。
 
 
とは、滞る行き悩む事の始まり
 
意味します。また、人間の世界でいいますと、
 
父と母との愛情によって、長男が生まれた
 
喜びと、これから成長する見つめている
 
両親の心配や悩みを意味します。
 
ものの成長する道程の困難さを言っています。
 
(水雷屯〔上(外)卦は坎・水、下(内)卦は
震・長男〕は、不肖の子であるのです。
それは、何故かといいますと、
乾為天と坤為地が交わって、
乾の二爻が坤の五爻へ、
乾の四爻は坤の初爻に行き、
上爻が三爻に行きまして、
易の完成形の水火既済へ
之くべきものが、
この屯は上爻が三爻に来ていません。
故にこれは正常ならざる交わりの
結果として生まれた不肖の子で、
それがこの屯であるということです。
屯は、不肖の子であり、
そして水の中に動く、
水に流される象です。
これは、天地始めて相交わった時に
見られた現象です。
古事記に、伊邪那岐命と伊邪那美命が、
始めて交じられた時に水蛭子(ひるこ)を
お生みになったとあります。
この神子は脚が立たないので、
葦の船に入れて流されたとあります。)

 

   

水火既済  水雷屯
 
 
 (話しを戻しますね。)
 
例えば、布を織るにも、縦糸を
 
しっかり定めて、横糸を堅く織り込んで
 
行くように、すべてのものの
 
縦・横の組織を初めにしっかり整えて
 
おかなければならないということです。
 
これは、どんな組織でも国家・会社及び
 
家庭でも同様です。
 
だから、この卦は今すぐ良いという
 
判断を下すことは出来ません。
 
大きな希望や目的があって、
 
非常に張り切っているときですが、
 
まだ時運が熟していないので、
 
良き相談相手や目下の協力者等と
 
その行動に移る時期を待っている
 
ところです。もし、自分だけで
 
単独で行動しようとしても
 
効果は望めません。
 
ひとりでは、
 
手の回らない状態です。
 
また逆に、自分に力があり、
 
人から依頼されることがあれば、
 
これは敢然と引き受けて、
 
大いに協力すれば、あとで自分も
 
幸運が得られます。
 
兎も角、この卦の場合は、
 
人材登用が大切であり、
 
また良い人が得られるときでも
 
あるのです。
 
 
 
それから、爻辞を読まれる時の

 

参考になるかどうかはわかりませんが、

 

 

 

初爻: 前途有望な人間だが、

 

現在は不遇の時期なので、

 

今は表に立たず、

 

人に親しみを得るように努めていく

 

とよいのです。

 

或いは、自分の部下として

 

右腕となってくれる人を得るように

 

心掛けるとよいのです。

 

 

二爻: 非常に大きく悩んでいる時です。

 

心はしっかり定まっていないから、

 

悩んでいます。

 

何事についても進退に迷っています。

 

 

三爻: 現在やっていることが

 

間違っているので、早く見限りを

 

つけなければいけないのです。

 

しかしなかなか止める決断が

 

できないでもいるのです。

 

 

四爻: 「躊躇っている」とみってよいです。

 

迷っていてどっちつかずの状態ですが、

 

先方から求めて来たら随ってよいのです。

 

 

五爻: 何事も意のままにならず、

 

悩んでいる状態です。

 

自分の今の実力に応じて焦らず

 

やっていくことを心掛ければ、

 

運気も次第に良くなります。

 

 

上爻: 泣き悲しむ惨めな状態です。

 

大抵のことは皆悪いですが、

 

上爻ですので、悲しみ極まって開ける

 

状態と見ることもできます。

 

難みが解ける機が来たと見れます。

 

 

 

 

 

 

 
◯ メール鑑定について

 

 

 

たとえば、

相性診断の場合について

お互いのご両親との相性
(あなたと彼のご両親・
彼とあなたのご両親との合性)
まで見ますし、複数(3人まで)の
お相手がいる場合も見ます。
これで1件です。3,000円です。

 

また、総合はさまざまな相談内容を

訊いても7,000円です。お得です。

 

 

九星気学をベースに、
周易・易占タロットも取り入れて
総合的に鑑定を行い、
皆様のご相談にお答えいたします。
写真をお送り戴ければ、人相や手相でも
鑑定いたします。

 

 
 ○ 主なご相談内容
 
恋愛関係、

仕事、対人関係

夫婦関係子供の問題
引っ越し、移転の吉方位
運勢金運 等々

 

さまざまなご相談に

お答えいたします。

 

 

1例として、
転職を考えています。
その中で自分の向いている職業は
正しいのかも(適職か)確認したいし、
現在受けている会社(5社まで)は
どうなのかはてなマーク受かるのかどうなのかはてなマーク 
またその会社が自分に合うのか
どうなのかはてなマークなどを訊いても
,000円です。

その他に、恋愛や引っ越し、今後の運勢

などを訊いても7,000円です。

 


 
 
○ メール鑑定料金について
 
1件   3,000円
 
総合  7,000円
 
 
 
○ お申し込みについて
 
鑑定方法及びメール鑑定内容を
必ず選択ください。
また、簡単にご相談内容を
記載戴く事をお願い致します。
 
※ メール鑑定の結果は、PDF等にて
   送付いたします。

 

 

○ お問い合わせについて
 
「こういう相談はできますか?」とか、
「こういう場合は、どうメールに記載したら
よいですか?」とか、その他どんな質問でも
お気軽にお問い合わせください。 
 
ご相談内容が書ききれなくても
こちらから必ず折り返し、
ご連絡いたしますので、
ご安心ください。