おはようございます 吉村龍泉です。
『大過は棟撓(むねぎたわ)む。
往くところあるに利あり。亨る。』 と
あります。
棟とは屋根を支えるおおきな横木です。
屋根の中心にあります。
上記の卦をみればわかるように、
上下二陰の間に四陽爻が横っているのを
棟に象ったわけです。
ところが、
この卦の棟の支えになっている両端が、
初爻も上爻も陰爻で弱いものなので、
二爻から五爻までの陽爻(強い)の
重さに堪えかねているということです。
屋根の重みを支えられずに
棟が撓んでいるというのは、
今や家を覆す危険に苛まれている所で
あり、その危険は棟上の重さが大いに
過ぎているからです。
このように大過は、非常・危険の時です。
危険だからといって逃げたり、
そのまま静観していたら、
やがては覆滅してしまいます。
それはできません。
何とかしてこれを救わねばならないと
考えるのが普通です。
これが、
『往くところあるに利あり。』と
いう意味です。
みすみす潰れるのを
待ち眺めているのは、
義を見てせざるは勇無きなりです。
最も大過の危うさは、
現在の危うさです。
そして、
これを救って危機を脱するために、
『往くところあるに利あり。亨る。』
と将来を告げているのです。
大過の危険は、一つの現象であって
必ずしも覆滅が既定路線ではない
ということなのです。
この卦を得た時には、
卦のまつわる様々のことを踏まえて、
荷が重すぎる、力が及ばない、
見込み違い、アンバランス、
転倒、過失、過労、不均衡、
出費が多いなどとよみます。
たとえば、
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