おはようございます 吉村龍泉です。
昨日のこと。
朝から用事で出かけた時に、
ふと、気龍堂の三鈴さんの
ブログのことを思い出し、
空を見上げてみました。
どこかに見えるのかなぁ?と思い、
探していると、
いました、いました、龍神様 が。
まさしく、これが飛龍ですね。
易で云うところの乾爲天です。
しかも、飛龍が出てくるのは、
「飛龍天に在り。大人を見るに利し。」
(ひりゅうてんにあり。だいじんをみるに
よろし。)
乾爲天 五爻の爻辞です。
この爻辞は、下記のように解釈できます。
龍が雲にのって、空を飛ぶようになった。
もう、前途を遮るものはない。
十二分に力を発揮できる時である。
また、優秀な人物を輩下に集めて、
その力に支えられ、押し上げられて、
伸びて行こうというものである。
しかし、この乾爲天という卦は、
平民には吉とは一概に云えません。
なぜかと云うと、
江戸時代中期の儒学者 新井白蛾の著書
『易學小筌』の中に
「此卦ハ公家大名以上ノ貴人ニハ吉ナレドモ
平人ニハ凶ナリ。 其中ニ學者或は出家ナドニハ
吉事ト見ルコトモアリ。理義ヲ明ラカニ見合テ
吉凶ヲ断ズベシ。」
とあります。
地位や名誉のある方や会社経営者などには、
よい卦であるが、普通の人にとっては、よい卦
とは云えない。但し、道理や正義を見極めて、
吉凶は判断すべきである。
と云うことです。
易経の最初に出て来る乾爲天は、
簡単に云うとこんなような卦(か)です。