こんばんは 吉村龍泉です。
テレビなどで、たまに、「あなた、何年(とし)生まれですか?」と訊かれて、
「え、何年だっけ~ぇ。」と云っている人がいます。
ましてや、「あなたの生まれ年の九星は?」と訊かれたら、
占い好きの方は別として、すぐ答えられない人が多いのではないでしょうか。
でも、暦(こよみ)など何も見なくてもなくてもすぐ出すことが出来ます。
それはね。
例えば、1987年生まれの方がいるとします。
この西暦の数字をまず全部足してみてください。
1+9+8+7 = 25
求められた数の25を1桁になるようにまた足してください。
いわゆる単数化(数字を1桁になるまで足していく)です。
2+5 = 7
そして、定数の11から7を引いてください。
11-7 = 4
出た答えの4が生まれ年の九星を表しています。
だから、1987年生まれの人は、四緑木星生まれの方であるということです。
但し、1月生まれの方、厳密には、2月立春前までに生れた方は、
前年の生まれになります。この場合は、五黄土星の生まれに
なるわけです。
でも、少し計算が面倒と思う方には、もっと簡単な方法があります。
それは、9を計算しないという方法です。
その方法で、先ほどの西暦年を計算してみましょう。(無視しする9を九とします。)
1+九+8+7 = 1+8+7 = 九+7 = 7
このように、9を無視して(9になったら無視して)足していきますと、
簡単に計算できます。これを、九去法と云います。
※ 九去法とは、ある数値の各桁の数字を足し合わせるが、9及び
合計が 9になる数字は無視して加算しないというものです。
もう一つ例題をやってみましょう。
今年2016年(立春以降)の場合は、
2+0+1+6 = 9(九)
9は無視しますから、0になります。
11-0 = 11
この場合は、どうするのか?と云いますと、出た答えを単数化します。
1+1 = 2
答えは2で、2016年は二黒土星と云うことになります。
但し、立春前までは、三碧木星になります。
この生まれ年の九星を本命星と云います。九星では重要なものです。
ここで、何で11という数字が定数としてあるのか疑問に思っている方も
いるかもしれないので、ご説明したいと思います。
でも、簡単に計算できればよいので、小難しい話は聞きたくないという方は、
この部分は無視して頂いて結構です。
では、説明を始めます。
なぜ、定数が11なのかというと、
以前のブログ『年・月・日・時』に書きました年は公転で、一定の方向に
回転していて、陰遁であるとお話しました。
陰遁と云うことは、一白水星 → 九紫火星 → 八白土星 → 七赤金星 → 六白金星
→ 五黄土星 → 四緑木星 → 三碧木星 → 二黒土星 → 一白水星 →九紫火星 ・・・
と流れで繰り返していきます。
ということは、1年目は一白、2年目は九紫、3年目は八白、4年目は七赤、
5年目は六白、6年目は五黄、7年目は四緑、8年目は三碧、9年目は二黒、
10年目は一白、11年目は九紫というようになるわけで、気が付かれた方も
おられると思うのですが、定数が11になるわけを。
11-1 = 10 = 1+0 = 1、11-2 = 9、11-3 = 8、11-4 = 7、
11-5 = 6、11-6 = 5、11-7 = 4、11-8 = 3、
11-9 =11-0 = 1+1 = 2、
11-10 = 11-(1+0) = 10 = 1+0 = 1、
11-11 = 11-(1+1) = 11-2 = 9
※ 西暦年を単数化するので、この場合等しいと考え、=の記号を使っています。
また、定数は黒で、年は青で、答えの九星は赤で表記しました。
お解りになりましたか。
それでは、日本の年号を使っての計算ではいかがでしょう。
昭和と平成の場合であれば、簡単に生まれた年の九星を求めることは出来ます。
例えば、昭和53年生まれの方は、これもまず数字を単数化します。
5+3 = 8 この8を12から引きます。
12-8 = 4
これが生まれ年の九星です。 昭和53年は四緑木星です。
昭和53年は西暦に直すと、1978年ですから、これでも計算してみますと、
1+9+7+8 = 九(1+8)+九+7 = 7
11-7 = 4
西暦でも昭和の年号を使って計算しても、答えは同じ四緑木星ですね。
では、平成の年でも計算してみましょう。
平成元年で計算してみますね。
12-1=11 出た答え(数字)は必ず1桁 単数化しますから、
1+1 = 2 で、平成元年は二黒土星です。
平成元年は、昭和64年でもありますので、これでも計算してみますと、
6+4 =10 で単数化しますと、1+0 = 1
そして、12-1 = 11 単数化して、1+1 = 2
どちらも、二黒土星になります。
お解りになりましたか。
次に、年号を使うと簡単なので、生まれ年の十二支の求め方について
お話したいと思います。
まず、昭和の場合は、年数に2を足してください。
平成の場合は、年数に5を足してください。
そして、足した数字を12で割ってください。
割って余りが出たら、その数字が生まれ年の十二支を表します。
1は子年、2は丑年、3は寅年、4は卯年、5は辰年、6は巳年、
7は午年、8は未年、9は申年、10は酉年、11は戌年、
0(余りなし)は亥年になります。
例えば、昭和47年の場合でやってみますと、
47+2 = 49 49÷12 = 4 余り 1
余りが1ですから、昭和47年は、子年です。
では、もうひとつやってみましょう。
平成元年 平成1年の場合は、
1+5 = 6 で、12で割ろうとしても割れませんので、
そのまま 6が余りとなり、平成元年は、巳年です。
先ほども確かめましたが、同じ年にあたる昭和64年でも計算してみましょう。
64+2 = 66 66÷12 = 5 余り 6
余りは6で、やはり巳年ですね。
お解りになりましたか。
ご自分で計算してみられるとより理解が深まりますよ。
それでは、最後にまとめです。
1.西暦より生まれ年の九星を求める場合は、4桁の数字を
足して11から引きます。4桁の数字を足す際、9及び合計が
9になる数字は無視して加算しません。また、4桁の数字及び
出た答えも1桁になるまで足します(単数化)。
それから、1月や2月立春前までの生まれ方は、最終的な答えに
1を足してください。2桁は単数化。
2.昭和や平成の年号から生まれ年の九星を求める場合は、
年号の数字を単数化したものを12から引きます。
出た答えが2桁ならば単数化します。
それから、1月や2月立春前までの生まれ方は、最終的な答えに
1を足してください。2桁は単数化。
3.昭和や平成の年号から生まれ年の十二支を求める場合は、
年号に昭和は2を平成は5を足してから、12で割ります。
その余りの数字が生まれ年の十二支を表します。
(子は1、丑は2、寅は3、卯は4、辰は5、巳は6、午は7、
未は8、申は9、酉は10、戌は11、亥は0)