自祓(じばらい)

「身中祓詞(みなかのはらへことば)」

部屋の自祓のやり方

自祓とは、「自分で、祓い浄める事」です。

 

毎日、生きていれば、

 

穢(けがれ)や罪咎(つみとが)は自分の身に起きてきます

 

そのような場合「自祓い」を致します。

 

自分の身は

「身中祓詞(みなかのはらへことば)」を

何度も奏上すれば浄化されます。

 

「身そぎ祓い」の

 

自分で、簡単に出来る「家や部屋の祓い清め」の方法

祓い清めの「秘法と呪文」

 

悪しき霊を自分で祓い清めるのです。

 


 

「身中祓詞(みなかのはらへことば)」

 

天照坐皇大神(あまてらしましますおほみかみ)の宣(のたまは)く


人は則(すなわ)ち天下(あめがした)の神物(みたまもの)なり


須(すべか)らく静まることを掌(つかさど)るべし


心は則(すなは)ち神と明(かみとかみ)との本(もと)の主(あるじ)たり


わが心神(たましひ)を傷(いた)ましむることなかれ


是(こ)の故(ゆへ)に

 

 

目に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を見て

                    心に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を見ず


耳に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を聞きて 

                                  心に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を聞かず

 

鼻に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を嗅(か)ぎて 

                    心に諸もろもろ)の不浄(けがれ)を嗅(か)がず


口に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を言いて 

                    心に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を言わず

 

身に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を触れて

                    心に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を触れず


 

意(こころ)に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を思ひて 

                    心に諸(もろもろ)の不浄(けがれ)を想わず

此時(このとき)に清(きよ)く潔(いさぎ)よきことあり


諸(もろもろ)の法(のり)は影(かげ)と像(かたち)の如(ごと)し

 

清(きよ)く浄(きよ)ければ仮にも穢(けが)るることなし


説(こと)を取らば得(う)べからず


皆(みな)花よりぞ木の實(このみ)とは生る


我身は則ち六根清浄(むつのねきよらか)なり


六根清浄(ろくこんしょうじょう)なるが故に 

 

我が身中主(みなかぬし)安らかなり


我が身中主(みなかぬし)安らかなるが故に 

 

天地(あめつち)の神と同根(おなじ)なり

天地(あめつち)の神と同根(おなじ)なるが故に 

 

萬生(ばんせい)の霊(みたま)と同躰(ひとつ)なり


萬物(よろず)の霊と同躰(ひとつ)なるが故に 


為(な)すところ願ひとして 成就(なら)ずといふことなし

 

 

振魂(ふるたま)

 

揖(ゆう)・・・軽いお辞儀

振魂・・・・・・大御名奉稱

 

祓戸大神(はらへどのおほかみ)

祓戸大神(はらへどのおほかみ)

祓戸大神(はらへどのおほかみ)

 

天之御中主大神(あめのみなかぬしのおほかみ)

天之御中主大神(あめのみなかぬしのおほかみ)

天之御中主大神(あめのみなかぬしのおほかみ)

 

振魂(ふるたま)

両手を臍(へそ)下前方に、右手を上にして左手を下にして

掌を軽く組み合わせ、連続して上下に振り動かしつつ

「祓戸大神(はらへどのおほかみ)と連唱する。

 


さて、それでは「家の部屋の浄化」
普通、皆さんは家を建てる時に、「土地や家のお祓い

「地鎮祭」をしたから天変地異が起きても大丈夫、

身を守ってもらえると考えやすいですが

しかし・・皆さんが住んでいる家や部屋は、

時々祓い清めが必要です。

簡単に自分で出来ますので、せめて年に2度位「祓い清め」してください。

時期としては、夏越しの祓い(6月30日)・年越しの大祓い(12月31日)が最高ですが、まあその付近の日でいいでしょう。

準備するものは

○新しい榊

○お酒

○お塩

○洗い米

○切り幣(小さく切った色紙)
 
それでは、始める手順ですが、まずは家と部屋の大掃除です。

皆さんの土地(宅地)はいつも清らかな状態になっていますか?

住まいを建てる時に地鎮祭をしただけで、もう大丈夫と勘違いしていませんか?

地を犯し、方位を犯している家屋敷をいつも清らかな状態にするために、

悪霊を追い出し祓い清める秘法です。

まず家の四隅をきれいに、箒や掃除機で掃き清めてから、

神棚(神棚がなければ頭より高い棚)に榊を花瓶に生け「神酒・洗米・塩・水」を供える。


拝礼

次に、祓詞(はらいことば)を大きな声で唱えます。

≪祓詞(はらへことば)≫

掛(かけ)まくも畏(かしこ)き伊邪那岐大神(いざなぎのおほかみ)
筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あはぎはら)に
禊祓(みそぎはら)へ給(たま)ひし時(とき)に成(な)りませる祓戸(はらへどの)大神(おほかみ)等(たち)
諸諸(もろもろ)の禍事罪穢有(まがごとつみけがれあ)らむをば
祓(はら)へ給(たま)ひ清(きよ)め給(たま)へと白(まを)す事(こと)を聞食(きこしめ)せと
恐(かしこ)み恐(かしこ)も白(まを)す
 
 『祓戸(はらへど)の大神』に、「地を犯し、方位を犯している家ゃ部屋」を「祓い清め」ていただきますように祈る。

≪拝む順番≫
 北東・南東・南西・北西の順に『の』の字の順番で巡って、洗米と
お塩と切り幣を撒き清めます。

(そのとき唱える呪文)
祓戸の大神・祓戸の大神・清め給へ祓へ給え・清め給へ祓へ給え

(はらへどのおおかみ・はらへどのおおかみ・きよめたまへはらへたまへ・きよめたまへはらへたまへ)

≪四方祓いの手順≫
1 家の周囲をよく掃除して、神前に下記のものを供える。
榊を飾る
  ー魄貍     ◆々啀?   ´ 洗米 1合 だ擇衒

2 神前にて祈念したのち、上記の祓い具を撤下する。

 ◎ 荒塩・洗米はこの時点で混ぜ合わせること。

3 下記の順序で巡り、「神酒と切り幣」を撒き、「荒塩・洗米」を混ぜたものを盛り塩をすることにより、家屋敷を祓い清める。
(1) 北東 (表鬼門)  (2)南東 (辰巳の方角)  (3) 南西 (裏鬼門)(4) 北西 (戌亥の方角)    (5) 最後に、玄関・門 

  ◎各方角ごとに唱える祓い清めの呪文

 『 祓戸の大神  祓い給へ  清め給へ 祓い給へ清め給へ  』
 
  上記の呪文を 3回唱える。

4 最後に、各方角に神酒を

地を守ってもらうようお願いします。