「畏み」という言霊

「畏(かしこ)み」というのは
「恐れ多いいことですが」という意味で
「尊敬」や「崇拝」を表す言葉です。

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神社の「祝詞(のりと)」で
最後の(結語)は「畏み畏み申す」となります。

「畏み」は「ま行4段活用の動詞で
「畏む」の連用形、
あるいは連用形が名詞化したものなのです。

神事や人間関係で「畏む」ことが嫌な人は
人からも嫌われることが多いいです。

他人の言う事を聞かないで、
恐れを知らず「自己主張」する人
神さまを喜ばすことはできません。
だから
人間関係が上手くいきません。

すぐに「他人が言うことを否定する人」
誰からも嫌がられます。

人から好かれる人は
相手の言うことは否定しません。
じっくり相手の主張に耳を傾け
「話し上手」より
「聞き上手」です。

人から好かれたいなら
自分の友人を増やしたい
自分の味方を増やしたければ

相手を否定しないことです。

徹頭徹尾「肯定しうなずくのです」

「うなづく人に敵はないのです」

そして、心の中の自分の考えは
曲げないことです。

それを「和して同ぜず」ともうします。

人の意見はしっかり聞くけれど
自分の考えはぶれないのです。

そのような人こそ「リーダー」に
ふさわしいのです。