吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人のあとぞ恋しき
800年の時空を超えて・・・・「白拍子の舞と鼓」の奉納
日時
平成23年3月10日午後1時~3時
場所
世界遺産 南朝皇居 吉水神社 吉水書院 義経潜居の間
奉納者
白拍子舞・・・・・・・・・桜井真樹子
鼓・・・・・・・・・・・・・・仙堂新太郎
鼓・・・・・・・・・・…・・今井 尋也
仙堂新太郎(Shintaro Sendo):小鼓・大鼓・締太鼓
兵庫県出身/桐朋学園大学打楽器科卒業/
0歳の頃から打楽器を山口十朗氏に師事/
桐朋学園在学中に、鼓奏者藤舎呂船の門下に入門/
能楽を仙堂新之丞氏に師事、後継として仙堂新太郎を襲名する。
1882年日本音楽集団に入団、団員として1988年松尾芸能特別賞、 1990年第20回モービル音楽賞を受賞、
市川猿之助スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」・「オグリ」・「八犬伝」の音楽制作
1989年フランス革命200年祭記念公演で京都市交響楽団と共演/
1990年タイ王国日本週間に招かれる/
1991年オーストラリアでホテルニッコー・ダーリングハーバーの
オープニングセレモニーを企画演出。
ニューヨークではF1のCM音楽制作を担当/
1995年バルト三国のエストニア共和国国立教育大学で講演と演奏/
1998年よりスイス国立音楽院客演講師を務めるとともに、
京都に本拠地を置く風流打楽祭衆の音楽監督を勤める/
1999年東京音楽大学邦楽科の非常勤講師に就任。
作曲家として、新作能「かわいい女」、 琵琶と鼓による「卑弥呼幻想曲」「額田の女王」、
韓国打楽器と和太鼓笛による「海わたる風」などの作品がある。
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白拍子は院政期(平安時代の後期)に活躍していた女性芸能者で、 今様「(いまよう)」という歌を歌い、男舞を舞っていました。 そして、白の水干(すいかん)に立烏帽子(たてえぼし)、 白鞘巻(しろさやまき)という男装をしていました。 現在まで、その歌や舞が残っているわけではありません。 雑芸の「水猿曲(みずのえんきょく)」、また今様の「今様五首」 という譜面が残っており、それを歌い舞います。 また『平家物語』 『今様之書』『梁塵秘抄』『和漢朗詠集』 に書かれている歌を選び歌い舞います。 桜井真樹子は長年にわたり、天台声明を学び、 そこから、今は消滅した平安の女性歌謡のありかたを探ってきました。 またアジアの舞踊、中世の芸能を継承している日本の伝統文化、 アジアの女性の舞踊を通して、白拍子の歌舞の復元を試みています。 |
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