冬の厳しさに耐えてこそ美しく咲く山桜
 
(水戸女子高校のみなさんをお迎えして)
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水戸女子高等学校 
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水戸女子高校のハンサムでダンディーな鈴木 康之校長 
 
 
 
 
 
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 水戸女子高校の生徒さん・・・うるわしき後姿のみブログアップOKです。
 
 
 
 
冬の厳しさに耐えてこそ美しく咲く山桜
 
(水戸女子高校のみなさんをお迎えして)
 
 
「こんにちは・・水戸女子高校の125名のみなさん、
 
ようこそ・・ようこそ

吉野山までお越し下さいました。
 
宮司としまして深く感謝します。
 
まず・・・みなさん全員で吉水神社の本殿で、「正式参拝」を致しましょう。

○修祓(祝詞)大麻祓・鈴祓
 
○玉串奉奠
 
1、鈴木康之 校長先生玉串を奉りて拝礼
 
2、先生代表玉串を奉りて拝礼
 
3、生徒代表玉串を奉りて拝礼
 
※宮司の挨拶
「玉串を奉る」意味「弥榮」という意味
「皆さんの参拝、お見事でした・・・特に鈴木校長先生の玉串奉奠の姿は奇麗でしたお見事でした。
 
また生徒さんの玉串奉奠も拍手が全員揃い、乱れが無く品格のある正式参拝でした・・・皆さんの心が澄んでいることを感じて・・宮司も神さまも嬉しいです」
 
≪書院の義経潜居の間での講話・・15分)

「まず礼に始まり礼に終わります」
 
(全生徒・・腰骨を立て姿勢を正す・・・・生徒代表大きな声で「礼」)
 
「はい、水戸女子高校の皆さん、おはようございます」
 
「水戸女子高校の修学旅行ようこそ来てくださいました。」
 
「遠路遥々お疲れ様でした。・・先ほども小雪が舞っていましたが風邪は引いてませんか?」
 
「水戸女子高校は毎年来られていますが、宮司は、いつも思います、生徒さんが生き生きとして、素直で礼儀正しい生徒さんたちだと感動しています。」
 
「今日は、皆さんを、ここ吉水神社にお迎えまして・・大事な「修学旅行」としての、思い出になる話をしなければ・・・と昨夜一睡も出来ませんでした(笑い)
 
まずご挨拶代わりに
 
最近宮司のブログにも書きましたが
 
世界一やさしい言葉についてお話します。
 
「君が10のわがままを言ったら」
「僕は11のやさしさで包むよ」
とジョニー・デップが言いました・・
すごく素敵な言葉だと思いませんか?(生徒たち…ぎゃあ!わあ~とざわめき笑う)
 
男性も女性も
 
お互いに・・・相手に対してこのような「やさしい思い」で包み込めたら素晴らしいですね。
 
みなさん私たちの生まれた日本の国は、・・・
 
美しい国で、世界に誇れる国です
 
もちろん、自然も四季が美しく春の桜・夏の深緑・秋のもみじ・冬の雪景色も最高に美しい国です。
 
日本人の心はやさしく、
 
思いやりのある民族です・・・
 
しかもですよ・・・世界で一番美しいのは「日本の女性です」
 
日本の女性が黒髪をなびかせて着物姿で海外を歩くと
 
イタリアもフランスもアメリカも中国も、
 
日本の女性の美しさには勝てません
 
だから・・誇りを持ってください」・・・
 
中でも水戸女子高校の皆様は
 
鈴木康之校長先生も知性的でハンサムでダンディです、
 
生徒も美人ぞろいなのです」(大爆笑)
 
「私は・・吉水神社の宮司の佐藤 素心と申します」
 
「手短に吉野の自然と歴史についてかたります・・・足を崩してくださいね」
 
「日本の文化や自然の素晴らしさと、日本の誇り」について、お話を致します。
 
皆さん、日本人に生れました事を感謝し、喜んで下さい。
 
ここ吉野は、桜で有名です。春は全国から、
 
大勢の人々が花見に訪れます。
 
この美しい吉野の桜も
 
冬の厳しさに耐えてこそ
 
美しく咲く山桜なのです。
 
 
山桜が山全体に咲き誇り、
 
まさに、狂おしいばかりに、
 
花吹雪が舞います。
 
花は、誉められようと誉められまいと毎年綺麗に咲きます。
 
私は、この自然の営みや恵みこそ・・「無償の愛」の原点だと思います。
 
この吉水神社は平成16年に世界遺産に登録されました。
 
この吉水神社には,義経や静御前・弁慶などが800年昔来まして、
 
ここでしばし隠れていました・・
 
「吉野山峰の白雪踏み分けて入りにし人の跡ぞ恋しき」と泣きながら静御前が義経との別れを惜しんだ場所です。
 
また、第96代の後醍醐天皇が皇居として使われた由緒のある行殿なのです。
「花に寝てよしや吉野の吉水の枕の下に石はしる音」と今も歌われて、太平記には必ず出てくる場所なのです。
 
また、あの秀吉も5000人の家来を連れて吉野の花見をした時に、この吉水神社を花見の本陣にしました。
 
このような神社仏閣はもとより、能や歌舞伎や文楽など素敵な日本が世界に誇れるものが沢山あります。
 
 どうか皆さんこんなにも美しい日本の文化をお守り下さい。黙想・・・どうか、物よりも心を大切に生きて下さい・・・他人の為に汗を流し、涙を流し・・自らを無にすることの出来る人であって下さい。
 
この世に生命を与えて戴いた、お父さん、おかあさん・・この世に私を生んでくれてありがとう・・「私は、あなたの子供に産んでくださって・・ありがとう・・・ありがとう・・これからも強く自立した女性として日本はもとより世界に羽ばたいてください。」
 
自分の誕生日はお母さんがお腹を痛めたひだということを忘れないで命を大切にして下さいね。
 
だから・・・・だからこそ・・命を大切にしてください。
 
最後に勝つのは・・金でも権力でもありません・・「愛」が必ず勝つことを信じて下さいね。
 
美しい山桜が咲く前に寒い木枯らしの吹く、冬があります
 
人生もつらい苦しい悲しい冬の時期があるでしょう
 
しかし・・・冬が過ぎたら春が来ることを信じてください
 
もう一度言います
 
冬の厳しさに耐えてこそ
 
美しく咲く山桜なのです
 
是非人生は二度とないのです
 
必ず「美しい花」を咲かせてください。
 
それでは・・時間ですお話を終わります。
 
礼に始まり・・礼に終わります・・・・生徒代表「礼」
 
「ありがとう」・・・水戸女子高校の素敵な生徒さん。
 
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