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猿田彦は、天狗?

天宇受賣命(アメノウズメ)がお多福?

この夫婦神が・・・・「道祖神」


≪道祖神は、猿田彦と天宇受賣命の夫婦神が源流か?≫

道祖神は、「天孫降臨(てんそんこうりん)の際に出会った天宇受売(アメノウズメ)と猿田彦(サルタヒコ)が縁となって結婚します。そして二人は一緒に道祖神になったと」言われているようです。

「道祖神は、塞の神(さいのかみ)とも言い、一般に村の外れにあって外部から村に悪い霊が侵入するのを防いでいます。この神は天宇受売神・猿田彦神と結び付けられていない場合でもしばしば男女神であるようで(伊邪那岐神(イザナギ)・伊邪那美神(イザナミ)という説もある)、
その言われは、男女の仲の良い神様が守っていてくれると、そこを通り抜けようとした霊は「邪魔するな」とばかりに突き飛ばされるからだとされています。
また男女神であるが故に、道祖神はまた安産と子供の守り神ともされました。ここから道祖神と地蔵との混合も生じてる」ようです。
「天宇受売神・猿田彦神が道祖神であるとされた理由は、猿田彦神が天孫降臨のときに、天と地の境で一行を待っていたためのようです。この二人については、更に猿田彦神は天狗に、天宇受売神はお多福になった。」という説もあるようです。

≪猿田彦のプロフィール≫

猿田彦神
サルダヒコノカミ
別称:猿田毘古神、猿田彦大神
性別:♂
系譜:天孫降臨に登場する神
神格:導き(道案内)の神、伊勢の地主神
神社:椿大神社、白髭神社、平野神社、巻堀神社、その他各地の道祖神

○猿田彦神については、アマテラスの天孫降臨の時に、地上への道案内役としての尽力されています。その功績から導きの神様とも言われています。

≪猿田彦は、天狗だった?≫
 猿田彦神は、多くの神々のなかでも最高にユニークな部類に入る神である。

何がユニークかといえば、まずその容貌についての印象が実にはっきりしていて、しかも非常に特異であるということだ。日本神話に登場する神々で、この神ほど詳しく顔つきが説明されている例はほかにない。神話には、次のように記されている。
 「鼻の長さ七咫(ナナアタ=約1.2m)もあり、背の丈は七尺(約2.1m)あまりで身長は七尋(ナナヒロ=約12.6m)近く。しかも、口と尻は明るく光っていて、目は八咫鏡のように円く大きくて真っ赤な酸漿(ホオズキ)のように照り輝いている」
 いうまでもなくこのイメージは猿の化け物といった異形であり、いうまでもなくこのイメージは猿の化け物といった異形であり、こういう独特な味を持った神さまは、八百万の神のなかでも数少ない。そうした異形の猿田彦神が活躍するのは、天孫降臨の場面である。詳しくはそちらの項を参照していただこう。
 とにかく、役目を果たした猿田彦神は、このあと故郷の伊勢国(三重県)へ帰る。このときに彼を送ってきたのが天鈿女神で、彼らはのちに結婚して伊勢国の五十鈴川のほとりに住んだとされている。この天鈿女神との結びつきが、本来導きの神である猿田彦神の性格に複雑な要素を加えている。というのは、天鈿女神は邇邇芸命に命じられ、猿田彦神の名を取って猿女君(サルメノキミ)を名乗る(猿女氏の遠祖)のである。猿女とは”戯る女(サルメ)”とも解され、神事芸能に関する役割を意味するという説もある。これに従えば、猿田彦神は芸能ごとにも深く関係していることになる。
 導きの神としての性格を持つ以前の猿田彦神は伊勢地方と密接に関係する神霊で、もともとの姿については、原始的な太陽神として伊勢の海人が信仰した神だったのではないかという説が有力である。また、猿田彦神の基本的なイメージである猿といえば、日吉大神の使いということでも知られるし、「日本書紀」には伊勢神宮の遣わしめとされている。日吉神の本源は山の神である。民俗信仰の山の神は、春に里に降り田の神として豊穣をもたらす。一方で、伊勢神宮は太陽神の天照大神を祀っているように、猿はまた日の神の使いとしても知られている。山の神にしろ日の神にしろ、稲作農耕と密接な関係を持つ。ということは、猿田彦神も農耕神的な性格を備えているといえるわけである。
 猿田彦神は、いろいろな民俗信仰と結びついている。そのひとつが、道祖神である。最近は田舎の道も隅々まで舗装され、車で通り過ぎてしまうからあまり馴染みがない人が多くなっているが、道祖神というのは基本的には邪霊を防ぐ神である。さらに、道の神、境の神でもある道祖神とされた猿田彦神は、江戸時代の中期頃から庚申信仰とも習合して信仰されるようになった。これは「猿と申」の共通性から、神道家によって結びつけられたものといわれている。
 また、古代の性器崇拝の信仰と結びついた金精さまも、猿田彦神の多様な顔の一面である。道ばたの道祖神には、性器を刻んだ男女の石像などがしばしば見られる。これは庶民が良縁、下の病、子宝、安産、子育てなど、性にまつわるさまざまな願いごとを道祖神に向けたことを示している。金精さまというのは、そうした道祖神の性にまつわる信仰の部分だけを取り出したような神さまで、男女の縁結び、出産、性病治癒などの霊験ありとして信仰される。猿田彦神が、日本の多くの神々のなかでも特に親近感を感じさせるのは、第一に猿という動物のイメージ、それに民間信仰と結びつくことによって、庶民的で身近な神さまとして活躍してきたからである。

≪天宇受賣命・天鈿女命(アメノウズメ)のプロフィール≫
天の岩戸の前で裸で歌い舞う
芸能の神の元祖
ヌードの踊りの源流

天宇受賣命(アメノウズメ)は、日本神話に登場する女神。「岩戸隠れ」のくだりなどに登場する芸能の女神であり、日本最古の踊り子と言える。古事記では天宇受賣命、日本書紀では天鈿女命と表記する。

岩戸隠れでアマテラスが天岩戸に隠れて世界が暗闇になったとき、神々は大いに困り、天の安河に集まって会議をした。オモイカネの発案により、岩戸の前で様々な儀式を行った。そして、アメノウズメがうつぶせにした桶の上に乗り、半裸になりながらこっけいな踊りを踊った。神々は大笑いし、その哄笑にさそわれて天照大神が覗き見をしようとして戸を少しあけた所、アメノタヂカラオにひっぱり出され、再び世界に光が戻った。

天孫降臨の際、ニニギが天降ろうとすると、高天原から葦原中国までを照らす神がいた。アマテラスと高木神の命によりアメノウズメが名を問い質すと、その神は国津神のサルタヒコであり、道案内をするために迎えに来たのであった。アメノウズメはアメノコヤネ、フトダマ、タマノオヤ、イシコリドメと共に五伴緒の一人としてニニギに随伴して天降りした。アメノウズメはサルタヒコの名を明かしたことからその名を負って仕えることになり、猿女君の祖神となった。一説にはサルタヒコの妻となったとされる。

アメノウズメは大小の魚を集めて天孫(ニニギ)に仕えるかどうか尋ねた。みな「仕える」と答えた中でナマコだけが何も答えなかったので、アメノウズメはその口を小刀で裂いてしまった。それでナマコの口は裂けているのである。

≪猿田彦神社に天宇受賣命神社が合祀されている理由≫
アマテラスが岩戸隠れした時に、岩戸の前でダンスをしてアマテラスの心を動かした女神。なので芸能の神とも言われています。
後は天孫降臨の時にアマテラスさんと一緒に下っていた女神とも言われています。そこで猿田彦さんと出合って夫婦になったと言われています。だから、猿田彦神社の境内の中に奉られているのでしょう。


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