変な?オリンピックだった。(思い出だすと、後味が悪い五輪)

≪そんなに日本人嫌いか 中国応援団、抑制きかず≫
『日本人、殺せ !日本人、殺せ !日本人、殺せ !』と叫ぶ中国応援団は醜い・・・

 「いやあ、変なオリンピックだったな」

 テロや食などの不安を抱えながらも北京五輪が閉幕しました。現地に応援に行った実業家の山田直稔さん(82)は、違和感を抱えたまま帰国しました。東京五輪から連続12大会、金色のシルクハットに羽織りはかまで応援して44年の自称「五輪応援団長」。見覚えのある方も多いと思います。
 バレーボールやバドミントンなどの会場で声援を送りましたが、「中国人の日本人へのブーイングが多いのなんのって。こんな五輪は初めてだったよ」。
 開会式で日本選手団は日の丸と中国の小旗を振って、友好をアピールしました。「それなのに、ブーイングだよ。ありえねえよ。そんなに日本人が嫌いなのかね。耐えられなかったよ」。ボルテージは上がる一方でした。
 中国は国のイメージを損なうことを恐れ、品行方正な「官製応援団」まで組織したといいますが、抑制はきかなかったようです。
 西側諸国がボイコットしたモスクワ五輪にも「平和と友好」の五輪旗を持って応援に行ったほどのオリンピック好きですが、年には勝てず、「応援団長」は北京を最後に「引退」といいます。
 「別の形で、世界と笑顔の交流を続けるよ。ニッポンの応援団にするためにね。ブーイングは言わせねぇよ」。まだまだ元気。新たな応援が気になります。


≪偽善のマナーは続かない ≫

「偽善のマナーは続かない 中国、日中戦で「殺!殺!」応援の連呼

 どの競技会場でも、中国選手を応援する「チアヨウ(加油=がんばれ)、チアヨウ」の大合唱が起こる。

とりわけすさまじかったのが11日夜のバドミントン女子ダブルス準々決勝、「オグシオ」こと小椋久美子・潮田玲子組と于洋・杜●(=女へんに青の月が円)組の日中戦だった。

 ほとんど絶え間なく「チアヨウ」が会場の北京工業大学体育館を揺るがした。

ところが、中国チームにシャトルが移ったとたんに「シャー、シャー!」の連呼に変わる。「射」(打ち込め)の意味だが、似た音の「殺」(殺せ)と聞こえた。

 一方的な大声援に気押されたかのように、オグシオは精彩を欠きイージーミスを連発、大差でストレート負けした。この試合をテレビで見ながら、かつて「卓球ニッポン」を築いた故・荻村伊智朗氏の言葉を思いだした。

 1950年代半ば以降、日本は卓球王国の名をほしいままにしていた。男子は世界選手権で54年大会から団体戦5連覇、シングルスも荻村氏と田中利明氏が各2回世界チャンピオンに。女子も団体戦4連覇、シングルスも3連覇していた。

 61年に北京で開かれた第26回世界選手権で、「前陣速攻」の荘則棟氏が日本勢を打ち破ってシングルスで優勝、団体戦も制した(これを含め荘氏は3連覇、男子団体も3連覇)。

 94年に死去するまで、荻村氏は頻繁に訪中し、しばしば拙宅で食事をした。あるとき、61年の世界選手権を含め、中国で中国チームと対戦した数多くの経験を話した。

 「中国戦では当初、熱狂的な観客の応援に圧倒された。審判もそれに押され、中国に有利な判定をすることもあった。敵地ではよくあることだが、中国は格別だったね」

 ところが米中接近のきっかけになった71年のピンポン外交のころから雰囲気が変わったという。周恩来首相が、「友好第一、試合第二」を徹底させ、外国の相手にも公平に拍手するよう指示した結果だった。

 北京五輪を迎えるにあたって、中国当局は「人文五輪」をスローガンに掲げ、市民のマナー向上運動を呼びかけた。その中には試合の観戦マナーも含まれる。

 (1)中国チームを一方的に応援せず、相手の好プレーに拍手を送り、相手の失敗を喜ばない(2)とくに中国がリードしている場合は応援を控える(3)仮に期待に反する成績になっても、中国選手を責めない-など。

 11日夜のバドミントン日中戦では、教育効果はゼロだったようだ。一方的に中国チームがリードしても、観衆の大声援はやまず、オグシオ組のミスにも歓喜した。これには同日午後のもう一つの日中戦が影響していた。

 中国のナンバーワンペアが、前田美順・末綱聡子組に敗れる「大番狂わせ」のことだ。この試合では第1セットを中国ペアが簡単にとりながら逆転負けした。観客は応援が足らなかったと思ったのか、夜の試合では気合が入ったようだ。

 この試合に限らず、「チアヨウ」コールは一段と熱を帯びつつある。自国チームを熱烈に応援するのは、どの国の観衆も同じであり、相手にも公平な拍手を送るなど偽善にすぎない。まして相手がライバルの日本となればなおさらだ。

 スポーツを外交手段にした周恩来時代の「友好第一」は過去になり、国も国民も金メダル獲得に躍起になる。その結果、前田組に敗れた中国ペアをはじめ、メダル獲得に失敗した有力選手はネット上で、罵(ば)倒(とう)の嵐にさらされた。

≪現地での日本人の不満≫
柔道会場で空席がたくさんあるのに、多くの日本人が入れなかった。入れない人を入れてくれと訴えたが、
真心が通じなかった。半世紀近くの五輪応援人生でこんなの初めてだ。満員だったら何も言わないけど」

-中国のブーイングはすごかった

「ブーイングはとんでもない。こんな五輪はなかったよ。五輪をやる資格はない。それに空気が汚くて、
のどに痛みが出てきた。閉会式までいなかった五輪は初めてだ」


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