海水水槽立ち上げ、維持期における苔、気泡等に対する対策

 

沢山のブログやネットの情報を収集し、自分用の備忘録としてまとめます。

今まで行ってきた失敗談も含めて。

デルフィスさんのHPがとてもわかりやすかったです。じゃあ、それ見たら良いじゃんって感じですが、まあ、自分で文章にすれば記憶に残るのでご勘弁を。

 

そのサイトでは全ての藻(苔)が生きていくためには

光、二酸化炭素、水、栄養素(主に硝酸塩、リン酸塩)が必要と書かれていました。

 

まずは

 

茶ゴケ(珪藻ケイソウ)

:水槽立ち上げ初期や、大掃除後(レイヘン後)に多い

 

名前にあるケイ素と光を養分にして増える苔。硝酸塩、リン酸塩が多くてもダメ。初期の場合は水道水に含まれるケイ素と照明を当てすぎること、餌やりすぎによる魚の排泄物が

多いことにより爆殖することが多い。

 

光        →照明時間を考える

二酸化炭素  →??

 

水 

水道水には茶ゴケの養分となるケイ素、硝酸塩、リン酸塩も含まれているようです。ケイ素の存在はしっていましたが、硝酸塩、リン酸塩までも入っているとは初めて知りました!!

まじかー!! ただし、水道水に含まれるリン酸塩濃度は低いのであまり問題にしなくてもよいとも書かれていました。

 

一般的な対策

水道水をRO水に変えるか天然海水に変える

RO水とは水にRO(Reverse Osmosis)膜処理を施した水のこと。

 

Reverse Osmosis膜って何?

 

超微細孔(0.0001ミクロン)のフィルターで不純物を除去できる膜

ケイ素も除去されるが、ミネラル分も除去されます。綺麗な純水になるわけですな。

 

 

さて、我が家はRO水もないし、天然海水も海が遠い(そんな問題ではないか・・)ので

浄水器の水を利用。

 

そこで疑問!!

浄水器の水でケイ素は除去できるのか?

 

我が家の浄水器パナソニックでは

遊離残留塩素 (カルキ)

総トリハロメタン

クロロホルム

ブロモジクロロメタン

ジブロモクロロメタン

ブロモホルム

溶解性鉛

農薬

2-MIB (カビ臭)

テトラクロロエチレン

トリクロロエチレン

1,1,1-トリクロロエチレン

鉄 (微粒子状)

アルミニウム (中性)

ジェオスミン (カビ臭)

フェノール類

 

の上記が除去されます。 ケイ素どこにも載ってませんね。でもカルキは抜けるじゃん!

今まで一度も調べたことがなく、なんとなく、浄水器の水を使用していたのでこれで確信が

持てたので今回調べて良かったです。

 

またネットで調べたところ、ケイ素は水道水ではシリカ濃度として示されております。

私が住んでいる広島県では全硬度50-75mg/L未満、シリカ20mg/L未満と

なっていました。関東ではシリカ20mg/L以上の地域が多いようですね。

 

全硬度とでましたが、WHO(世界保健機構)が定める基準で高度120mg未満が

軟水、120mg以上が硬水とあります。

*日本では100mg/Lが基準で硬水と軟水に分かれるようです。

日本はほぼ軟水の水道水が出るのですが、木更津市、沖縄全土が

比較的硬度高め100mg/L以上と呼ばれる硬水が水道水から出るようです。

因みに木更津はシリカ濃度20mg/L以上、沖縄は20mg/L未満でした。

 

話が脱線しましたが、日本全国茶ゴケの元となるシリカが多いわけではないと

わかりました。

 

広島県では軟水で、シリカ濃度がやや低めですね。

 

で、浄水器で硝酸塩、リン酸塩は除去されるのか?

 

デルフィスさんのサイトによると、一般家庭の浄水器に使用されているイオン交換樹脂を

使用している浄水器ならある程度除去されるようですね。

 

ということで換水によるケイ素、硝酸塩問題は解決かな?

 

今までは毎回8L換水で、6Lぐらいを浄水器から出して、水道水のお湯を2L追加して

温度調節後に、リバースリキッドマリンを入れて、コーラルプロソルトを溶かして飼育水を作っていました。

 

今後は浄水器だけの水をヒーターを入れて、温度調節しても良いですが、リバースリキッドマリンでアクアアルミナのイオン吸着力により、蓄積する酸化物(硝酸、リン酸、ケイ酸、硝化物等)や有害な物質(塩素、硝化水素等)を総合的に除去しますと書いてあるのでこのまま飼育水の作り方は変えない方針です。

 

魚の排泄物

排泄物→バクテリアが分解→アンモニア→硝化バクテリアが分解→亜硝酸塩→硝酸塩となり、茶ゴケの栄養分完成

 

餌の頻度を減らす、餌の残りを取り除く

  

我が家の水槽では頻度は減らせないので(朝、夕2回)、餌の残りをマガキガイ3匹、レッドレッグハーミット1匹、マダラヨコバサミ2匹、エメラルドグリーンクラブ1匹に食べてもらってます

image

物理的にろ過する

 

物理的にろ過はろ材と硝酸塩除去剤(ミドリイシ維持用に先日購入したレッドシーのNO3:PO4-X使用予定。

 

アンモニア除去用のゼオライト(海養石)を使用中(推奨は2か月に一度の交換ですが、半年ぐらい使ってることも)

 

今は使っていませんが、水槽立ち上げ時はカミハタのフォスフェイトリムーバーとシリケイトリムーバーを使用していましたね。

 

 

長々と書きましたが、現状我が家の茶ゴケ(硝酸塩、ケイ素)対策まとめると

 

  1. 照明時間は8時間までとする
  2. 餌は2回までで残った餌は生体兵器に片づけてもらう
  3. 換水は浄水器を可能な限り利用し、温度調節で少量の水道水を使用する
  4. ろ過材はウールマットを多めに敷く
  5. 海養石(ゼオライト)でアンモニア除去を行う
  6. ミドリイシ維持対策でさらに今後NO3:PO4-Xを適宜使用する

以上となります。まとまりのない文章をここまで読んでいただいたかた、ありがとうございました。ニコニコ