生い立ち#10 小学校入学 

 

 

1999年(平成11年)4月。

わたしは地元の小学校に入学をしました。

 

母の中には養護学校という選択肢はなく、

周りのお友達と同じ学校に通わせる一択だったそうです。

 

わたしの地元は大阪の浪速区。恵美須町というところです。

今はなくなってしまいましたが、

日東小学校が私の母校です。

 

当時わたしが入学することになり、エレベーターが設置されました。

家から学校までの途中に、大きな道路があるため

親の送り迎えが必須でしたが、

それ以外はとくに条件などもなく、

周りのお友達と同じクラスで勉強してもいいと言われたそうです。

 

養護学級(以下なかよし学級)はありましたが、

全ての授業を通常クラスで受けることになりました。

 

地元は人数が少なく、日東小学校の他に2つ小学校がありましたが、

基本的に1学年1クラスしかありませんでした。

 

保育所のときに仲が良かったMくんとIちゃんは別の学校に行ってしまいましたが、

何人かは同じ学校になることができて、

とてもほっとしたことを覚えています。

 

1年生のときに担任になってくれた先生が、

とても良い先生でした。

みんなから「マッチョ」と呼ばれ、

わたしたちのことを全力で愛してくれた先生でした。

 

なかよし学級の担任も、とても大好きでした。

 

連絡帳にはいつも決まって

その先生の似顔絵マークを書いたりする

おちゃめな先生でした。

 

 

 

入学式当日。

わたしはまたあの”質問攻撃”を受けることになりました。

 

 

「あかちゃんみたいー」

 

「この子どうしたん?びょうき?」

 

「ちっちゃいねー」

 

 

 

保育所のときみたいに自分で説明しようとしたとき、

横から声がしました。

 

 

「よっちゃんっていうねん!」

 

「よっちゃんは うまれつきのびょうきやから

みんなとすこしちがうけど、

なかみはふつうやねんで!」

 

「な?よっちゃん!」

 

 

 

同じ保育所だったお友達がわたしの代わりに

口々にわたしのことを紹介してくれたのです。

 

そのおかげで入学初日からたくさんのお友達ができました。

 

心配していた母も、ほっと胸をなでおろしました。

 

先生方が口出しをしたり間に割って入る事なく、

最後まで見守ってくれたことにも

改めて感謝したいなと思います。

 

 

 

(同じ保育所組と記念写真を撮りました)

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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ありがとうございました!

 

あの頃は楽しかったなーーー笑

 

ではでは

またね〜バイバイニコニコ