生い立ち#3 飲み込めない
病名が発覚してからは、二回程手術をしました。
鼻からミルクが出ないように、上顎に空いた穴を塞ぐ手術、内側に曲がった足を真っ直ぐにする手術です。
足を真っ直ぐにする手術のとき、しばらくギプスをはめていました。ギプスが取れてからもずっと補装具をつけていたので「世界一足の臭い赤ちゃん」と母は笑っていたそうです。当然私は覚えていません(笑)
2歳になってからは大阪の南大阪療育園という病院に併設されている施設で約1年間リハビリ入園をしました。当時の記憶はほぼありませんが、唯一覚えていることは、給食のとき泣きながら野菜を食べていたこと。
当時のわたしはあまり物を飲み込むのが得意ではありませんでした。硬い肉や繊維質のものは噛み切れなくてずっと口の中でもぐもぐ…。
しかし施設の先生からは「残さないで食べなさい」と言われる…。
一番苦手だったのは”ほうれん草のお浸し”でした。
噛んでも噛んでも飲み込めなくて、噛んでるうちに味がなくなって、さらに飲み込むタイミングが分からなくて永遠口の中にほうれん草がありました。
「ごっくんした?」
と先生が口の中を確認しますが、
飲み込めていないので
「まだ!?早くごっくんしちゃいなさい」
と毎回怒られてました。
悔しくて、わんわん泣きながら野菜を飲み込むのに
必死だったなぁという記憶だけが未だに鮮明に残ってます。
つづく
今日は施設時代の話でした!
今は当時ほどではありませんが、
ホルモンやえのきは苦手です。笑
ありがとうございました!
またね〜