メルマガに記事が掲載されましたので、
こちらに転載します🍀
サイタコーチングスクール認定講師の松友喜美です。
私は、
子別指導、集団授業のどちらも担当しています。
2月から新学年を担当して、半年ほど経った今。
どちらの指導風景にも変化が起きてきます。
子別指導を開始した頃、
低学年の児童は、
「あ〜、帰りたい!」
と大きな声で教室に入ってきます。
テキストや筆記用具を出すのにも時間がかかります。
帰りたいオーラ全開で学習を始めます。
何度も時計を見て、「まだ?」と圧をかけられます。
文章を読むことを嫌がる時は、
かわりに文章を読んで学習するハードルを下げたり、
筆算を書くことを嫌がる時は、
かわりに書いて、計算に集中できる状況を作ったり、
まずは、
「できたね」体験をコツコツ積み上げていきました。
また、
来週会いたくなる関係を築いていくのです。
「あ〜、帰りたい」
「そっかぁ。帰りたいか〜」
毎週、そんなやりとりが続いていたのですが、、、
あれっ。
いつの頃だったのでしょう。
「あ〜、帰りたい」が消えていました。
机にテキストを出すと、
「今日はどこやろうかな〜」と、ひとり言。
その様子をそっと見守っていると、
今日取り組む単元を決めたら、自分で音読を始めて問題を解き始めているのです。
本人が難しく感じる問題は、
一緒に考えてサポートしますが、
もう立派に自学ができるようになっています。
そして、
家庭学習も自分で決めています。
すると、毎週100%取り組んできます。
学びは一生続きますから、
学ぶのは楽しい!
ここを子どもたちにどう伝えていくか?
私たち大人の努力だと思うのです。
一方、
集団授業がスタートした当初は、
遊びの方が楽しくてお休みしたり、
授業中に夢の世界にいたり
なかなか学習に集中できない状況が続きました。
天王山と言われる夏休みの序盤。
私も驚くべき変化が訪れました。
そのお話は、
この先の取り組みを検証しながら、
夏休み終盤、次回の記事でお伝えしようと思います。
その子以上にその子の可能性を信じた結果、
訪れた変化なのではないかと思っています。
この光景が、すべての子どもたちに再現できる!
そう信じて、今日も現場に行ってきます。