売れる商品である
ということは絶対なのでここには言及しません。
お客にニーズがあるものは売れるし、その逆は売れません。
売れないものを売る努力は不毛なので、売れるものを作りましょう。
ハンドメイド作品で独立している、という人は増え続けています。
要因はSNSとメルカリやクリーマなどの販売アプリの普及です。
SNSでは知り合いや友達になってくれた人が作品を購入する、という流れになってます。
なので、昔のように楽天に出店したり大掛かりな
ネットショップを作らなくても手軽に販売できるようになりました。
そのおかげか、売れる作品を作る作家はハンドメイドだけで、
稼げるようになっています。
そしてある程度売れるようになった作家さんが次に問題にするのは売り上げ。
物販なので、売れた分が売り上げです。
その売り上げから経費を抜いて残った分が利益。
そう計算すると、思ったよりも手元に残らない。
という現実があります。
なので、売り上げを上げたい、もっと売りたい、と当然思います。
そうなると、数を売る必要が出て来ます。
商品の数を揃えなくてはならない。
売り上げを倍にしたいなら、今の個数の倍の数を用意しなければならない。
これがハンドメイド作家には辛いところです。
こだわりがあるので、人に作ってもらうことは出来ない。
どこか工場に頼んでも今度はロットが大きすぎて、売りさばく自信がない。
人に頼んでも経費がかかるので利益としてはそうそう出ない。
そういう問題が浮上します。
物販は数を売らないと利益が出ません。
ハンドメイド限らずみんなそうです。
高額の商品ならまだしも、1個3000円前後のものなら100個売っても30万円、
経費を抜いたら手元に残るのは半分くらい。
でも100個を作れない作家さんも多い。
そうなると次に考えるのは値上げ。
自分をブランディングして、作品の価値をあげること。
これは可能ですが、雑誌に掲載されるレベルのブランディングでないと、実際は難しいのはないでしょうか。
現実的にハンドメイド作品でかなり売り上げている人は月に作る作品の数が多いです。
100個200個普通に作ります。
在庫も豊富にあるのでどこかの店舗に卸すことも可能です。
在庫を持つのがいやだ、といって極力商品を持たない人もいますが、
お客からすれば欲しい商品はすぐに売り切れになり、
フラストレーションを抱える結果になりかねません。
ある程度の在庫を持つことは、お客への信用にも繋がります。
工場に頼む、ということも相談されますが、
1000個が１ロットというのも珍しくないので、
それを売り切る気があるかないかで決まります。
販路が十分にあり、個人でも委託でも売れる商品であれば、
それはチャレンジしてもいいかなと思います。
数を売りたい、でも数が作れない。
というのはハンドメイドの抱える事業課題です。
事業課題というのはどの種類の業態でもあります。
私はセミナー講師ですが、
セミナー事業というのはずーっと新規客を取り続けないといけない、
というのが課題になります。
そのためにプロモーションをし続け、
新しいサービスを提供し続ける必要があります。
これはその事業をやっている限り、
ずーっと付いて回るもので、
その問題を解決できる日は来ません。
物販をやっている以上、数を用意することと、
在庫の問題というのは切っても切り離せません。
そこをうまく解決できる、ということでもないでしょう。
だからその課題については自分で腹をくくり、
リスク管理をしながら多少のリスクは覚悟してやることなんだと思います。
数が用意出来ないなら、売り上げはその数によるし、
在庫を持ちたくないなら、お客の不満を引き受けなければならない。
そういう業態なんです、ハンドメイドも物販も。
倍の売り上げは欲しいなら倍の数と、倍のお客がいる。
その現実をどうクリアしていくのか。
すっきり悩みを解決したい、と思われる人も多いですが
事業をやっている限り、そんな日はやって来ません。
毎日毎日事業課題について頭を悩ませるのが日課です。
そういうものなんじゃないでしょうかね、事業って。
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稲垣佳美・起業コンサル歴21年・差別化ブランディングで年商1千万超えの女性起業家多数育成・ブログ集客・SNS集客で女性集客が得意！
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