セクハラじゃなくて本当に良かった。。

パワハラ事件を最初から読んて下さる方は

コチラです👇️（現在11話。あ、長い？）

『この度ダンナが訴えられました①』

子供二人は中学生と小学生高学年なので、

隠し通せる事でもないな、と思い切って話す事にした。

「パパちょっとパワハラで訴えられちゃってさ！

 お給料すごく減っちゃたんだよね！

 でもセクハラじゃなくて良かったよね！ 

 もしかしてこのマンションも売らなきゃいけないかもだけど、

何とか頑張ろうね！！」

　

 と、ちょっと

ハプニングが起きました〜！みたいな

ノリで伝えた。

 （もしもセクハラだったらこのノリは出来なかったな〜）

 子ども達はコトの重大さと、私のテンションに

理解不明で「お、おう、」みたいな反応。

 正直、今まで経済的になんの不自由もなくやってきたのに

そこへ、『ハイ！ざんねん！終了〜』

みたいな時限爆弾を落とされた気分だ。

 次の日学校から帰ってきた娘が言った言葉は

未だに忘れられない。

 「なんか、今日学校へ行く景色がいつもと

全然違って見えた。」 

 もう今までのような生活はおくれない。

と漠然と不安に襲われたんだろう。

すごく真面目なタイプだから可哀想だったな。

 せめて家庭内は明るく何でもないようにしなきゃ！

と努めて半月が経った頃、 

 ダンナがイキイキとした顔で会社から帰ってきた。

「俺、やっぱハメられたんだわ✨️」

と

(ﾟДﾟ)ﾊｧ?

 どうやら部下の一人に

「所長のＡが部長（←ダンナ）の事追い出したくて

仕組んだんじゃないすか？」



と、言われたと。 

ナニ ?!

それはちょっと、詳しく聞こうじゃないの。と

その部下さんを近々家に呼ぶことにした。

つづく。

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『子供と私の生活だけは守りたい！』

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結局『考えないヤツが最強』なのかも

 謹慎後の出社は想像以上に厳しい状況だったらしい。

 大した仕事も与えられず、周りからは犯罪者を

見るような目で見られたと。

ダンナは家に帰るなり 

 「ひたすら子ども達の顔を思い浮かべて耐えた」

と言っていました。 

 今まで30年以上、会社の中枢でバリバリと働いてきた

 あの人にとって、本当に地獄だったと思う。

私だったら半日で

泣いて帰っちゃうレベルで

いくら子供達のためとはいえ

毎日朝起きて会社に行くあの人が

感心を通り過ぎて不思議になったくらいだった。

今思い返してみると、あのメンタルの強さは、

やっぱり異常だったと思う。

昔からダンナは、自分が周りからどう見られるか。を

一切気にしない所がある。

確かにそれは長所にもなるけど

『人の気持ち』に恐ろしく鈍感なのだ。

他人の気持ちを想像する事がないわけで

つまり共感力がカケラも無い。

（そーいえば昔っから私がツライ事を打ち明けても

いつもキョトン顔だったしね。(°ω°)

だから

自分の気持ちだけで相手を怒鳴り散らせるし、

周りから見たら、あんなに辛い目にあってても

毎日会社に行けたんじゃないのかな、と思う。

いや、まぁ、やっぱりそこには『子供達のため』という

責任が大きかったのかな、とも思う。←くやしいから小声

さて、二人の子供達へはどう話したら良いものか。。

つづく👇️

『セクハラじゃなくて本当に良かった。。』

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ダンナの頭が昭和すぎてムリ

二人の弁護士さんから意見を聞いた私達。

なるほど二人目の若い弁護士さんは

まさに最近のコンプライアンス時代を生きてるから

『◯ね』『ぶっ◯すぞ』なんて単語使うヤツは

社会的にありえないんだろうな。

だって学校でも今は、

そんな事言ったらイジメ、脅迫になって訴えられる時代だし。

そう！時代が違うんだよ！

ダンナって元ヤンだった事を自慢したり、

ユーミンとかサザンとか聞く度に

「良い時代だったよな〜」とか

ちょいちょいウザい昭和オヤジなんだよね。

そんでダンナの言い分としては

「会社から売上を上げるためにその部署に行かされた➡

全然売上を上げない部下がいたから指導した➡

今度は会社から訴えられる、➡

一体何なんだ？！」と。

すると弁護士さん一言。

『目的は正しかったけど、やり方が間違っていた、という事ですね。』

なるほどねー。

私にはめっちゃ腑に落ちたんだけど

ダンナはキョトン顔してた。( ´ºωº` )　←こんなん

キョトン顔が許されるのは深田恭子だけだっつーの。

とにかく処分を受け入れるしかない私達。

そして1ヶ月の謹慎が終わり、

処分通り、役員からだいぶ降格されて

会社へ出社する事になった。

つづく👇️

『結局『考えないヤツが最強』なのかも』

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弁護士さんの見解に追い打ち

ここでもう一度ダンナの暴言をおさらいしましょう♪

・１時間にも及ぶ説教

・一度怒ると手に負えないくらい激昂して怒鳴り散らす

・『ボーナス返せ！』『やる気あるのか！』

　『ぶっ殺すぞ』　『死ね』

　　など複数回怒鳴る。

ナニワ金融道じゃんwww

とんだブラック企業だな。

じっさい、ダンナは家でもよく怒鳴り散らすタイプだったから、

ああ、この人なら言うだろうな、

という　私には馴染のあるセリフばかり笑

そして弁護士無料相談へ

まず一人目の弁護士さん。パッと見40～50代

私達の経緯を一通り聞いて一言。

「昔だったらこんなセリフ当り前だったんですけどねぇ」

(ﾟдﾟ)ﾏｼﾞ?

（後日、フツーの会社勤めの父も言っていたが、

昔はこんなの当り前で、灰皿が飛んでくるとか

ザラだったらしい。）

ここでダンナも「だよな！」みたいな感じで前のめり

「でも今は、コンプライアンスがとても厳しいですから

訴えられるのも仕方ないかもしれないですね、」

「まぁ、この処分は決して不当という訳ではないですね。

ちようど次の年が役員更新の年だったので

すぐに役員解雇という事になりましたが、

まぁ、妥当な処分と言えます。」

と言うわけで終了。

二人目の弁護士さん　　パッと見20代半ば〜30代

訴えられた暴言の数々を聞いて一言、

「この処分で済んでまだ良かったですよ。

普通、この部下から民事で訴えられても不思議じゃない。」

この処分で済んだのは、今までのあなたの功績がよほど大きかったんでしょう。

これは正直、私達も『これが不当だ』とは

とても言えないですね。

ワラにすがったつもりが

バッサリ刈られてさらなる撃沈でした。。

なんかもー、この頃は、

沈められてばかりだった。笑笑

つづく👇️

『ダンナの頭が昭和すぎてムリ』

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会社の会長に凸電するアラフォー

若い頃の怖い物知らずは可愛いもんだが、

オバちゃんの怖い物知らずは正直やっかいだ。

それなのに

「たすけて会長！」

と自分勝手な思いだけで

携帯番号を押すアラフォー女

会長　「はい」

私　「すみません、〇〇です。大変ご無沙汰しております。あの、主人が居なくなってしまって、、」

会長　「え？！」

私　「実は、〇〇で〇〇で〜〜

　　　それで会社は主人を事務職に移動するって

　　　言うんです、あの人、多分、

　　　それでショックを受けて、、」

さすがに「年収半分ってヒドくないですか？」とは

言いませんでした。

泣きながら（ウソ泣き）一部始終を話す私に会長は

「うーん、、もう私もすっかり離れてるからねぇ、、

まぁ、でも大丈夫ですよ、

彼ならきっとまた復活できるから。

あなたも心配でしょうが

しっかり支えてあげてください。」

あ、、それだけ、、？

ボーゼンとしながら電話を切るしかなかった。

私の演技力が足りなかったのか、

もし、私が芦田愛菜ちゃんの生まれ変わりだったら

会長の心を動かす事ができたのか、いや愛菜ちゃん

生きてるし。

あぁ、やっぱり子供の頃に劇団ひまわりに

入っておけばよかった！『芸は身を助ける』とは

この事だったのか。

浅はかな他力本願は見事撃沈www　

草生えすぎてヤギ飼ったらジンギスカンレストラン開けちゃうね。

て、ジンギスカンは羊だし

もーね、私、過去のアタオカなやらかしを

今こうしてさらしてる事に若干ヤケクソになってます。

つづく👇️

『それでも悪あがきする私達』

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