フィンランドのメタルバンド、ソナタアークティカのアルバム「エクリプティカ」(1999)

氷のような冷たいサウンドに疾走感のあるメロディーがたまらない。(って昔どっかで見て共感した)

 

このアルバムは私がまだメタルを聴き始めて間もない20代中盤の時に買ったアルバムだ。

メタルを聴いていなかった時はどこかの音楽情報誌やCDショップでちらちら見かけていて「ソナタアークティカ」「有名なメタルバンド」という断片的なイメージだけがあった。

ということで私はとりあえず有名だし聴いとくか!という理由だけで買った。

 

で、家に帰ってさっそく再生するとダララッダララッというドラムからすぐさまスピード感のあるAメロに入った。

開始数秒で勝ったわと勝ちを確信した。

1曲目の開始からわずかの時間で心を掴まされてしまったのだ。

かっけぇ以外の言葉が出てこない。

ドラムの疾走感とピロピロなるギターの技巧サウンドがあああ、好き。(語彙)

 

冒頭でも氷のサウンドと言ったように、メタルサウンドに冷たいシンセサイザーの音が乗っかっているのがこのバンドの特徴で、シンセが神秘感をいい感じに演出している。冷たさと神秘感が合わさり、フィンランドという北欧の国のイメージにぴったりハマっているなあとも思う。

 

このアルバムで特に好きな曲は1曲目の「Blank File」と3曲目の「8th Commandment」。

1曲目はやっぱり最初に度肝を抜かれたから。

3曲目はとにかく速い。速くてかっこいい。ライブ映像でこの曲に入るときにボーカルのトニー・カッコが「No8!(ナンバーエイト!)」と叫んでいたのが印象的だった。

 

名盤と言われているこのエクリプティカ、実はソナタアークティカの1stアルバムだって知った時は戦慄した。

1stアルバムでこれってヤバくない?

しかも1999年って自分がまだ小学生の時だ。日本の流行曲しか知らなかったキッズが知らないところでこんなバケモンが潜んでいたなんて。