今が精一杯で10年後、20年後、30年後のことなんて
考えていられない。

そんなふうに思っている人が多いだろう。
しかし、なんだかんだいって死なずに生き続け
気づいたらもう60歳を超えていた・・・
なんてことになっているのだろう。
事故にあうかもしれないし、
殺されるかもしれない。
なにがあるかなんて誰も分からない。
でも普通に考えればも何事もなく平凡に日々をすごしていくものだ。


そういえば、両親も還暦を過ぎた。
あっという間だったのだろう。
私には何も言わないが大変な日々であったに違いない。
子供が3人もいたのだ。
一人でも大変なことが分かった今、私には両親へ
懺悔の日々と尊敬の念が日々高まっている。

そんなことをこの本を読みながら、
色々思いめぐらせていた。

私もいつ死ぬか分からない。
死んだ時のために関係者に迷惑をかけないよう、
また、死後少しでも社会貢献できるように準備が必要だと
感じているが、まずは今日の自分をよくすること。
迷惑をかけていることを自覚すること。
まわりと比べたいしたことがないことを身をもってしること。
それが大事だと思う。

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