イベント続きで、なかなかブログが書けませんでしたが、
充実した日々を過ごしました。
まずは東京でのサティシュ・クマールさんの講演会。
講演に先立ち、『今、ここにある未来』という1時間の映像が流されたのですが、
この内容がすでに大変密度の濃いものでした。
これまで私自身が考えたり、感じてきたことと響き合うと共に、
根底から私たちの生き方を問い直しているサティシュさんの姿勢に、
原点に戻るような思いがしました。
「私たちは土から生まれ、土に還る存在。土が神聖だからこそ、
いのちは神聖。それなのに、(意のままにしようと)
自然に戦争をしかけています。」
「世界人口の6分の1、10億以上の人々が飢えに苦しんでいます。
なんとひどい社会経済システムを私たちはつくってしまったのでしょう。
(その一方、)世界中で40~50%の食べ物が無駄にされています。
フェアで平等な、分配の社会システムが必要です。
誰ひとり、飢えることのないように。」
「人間の想像力と創造性は、手を使うことによって発揮されます。
機械が人間の手を不要にするような未来は、幸せでも持続可能でもありません。
結果をあまりにも急ぎすぎると、あいだの歓びをすべて奪ってしまう気がします。
結果ではなく、プロセスが現実なのです。」
「必要もない仕事を強要したり、されたりすることは許せません。
それは人間の奴隷化、人間性への冒涜。」
「地球温暖化、気候変動、貧困、不正・・・どれも問題が大きすぎて、
どこから始めたらいいかわからないと、いつも訊かれます。
世界の問題を解決する第一歩は、あなたの今日の食事からです。
地球への負荷を減らす食事のしかた。
多くの食品が世界の隅々に運ばれ、大変な環境負荷となっています。
排出される二酸化炭素の18%が、食産業に由来しています。
(2006年、国連食糧農業機関のデータによる。)
地域の自然のオーガニックな食べ物を選びましょう。」
「ガンジーがいったように、世界を変えたいなら、
自分が変わり、手本となること。」
彼の話は、人によっては、理想を追いすぎている、とか、
今の日本では現実的ではないと考える人もいるのかもしれないけれど、
今の社会のシステムにただ追随したり、
そこから外れないように必死になるということではなく、
原点に戻って考えてみることは重要だと思います。
個々人が自分にできる範囲で、より人間らしいあり方を実践していくことが
できると思います。
私とティムが企業研修を行う際は、人生の大半を過ごす場所としての
職場において、「役割」としてだけではなく、ひとりひとりの人間として
お互いに関わるあり方を実感できるような実践を行うようにしています。
あまり意味があると思えない、延々と続く会議、
会社の中の政治的駆け引き、いじめなど、人間の尊厳を冒すようなあり方は
やはり変えていかなければいけないと思います。
組織の中で、個人として毅然と生きていく---
「対立」ということでなく、主体的に変革し、
創造的に組織に貢献できる可能性もあるでしょう。
それは今の日本社会にとって、
とても必要とされていることだと思います。
サティシュさんはそのためにも、
ひとりひとりが心の中の恐れと取り組む必要性があると講演の中で
語っていました。
ビルマのアウンサンスーチー女史の力強さは、
恐れをもたないところからきているのだ、と。
確かにサティシュさんの確信に満ちた語りは、「恐れ」を超える力強さを
感じるものでした。そうした「個の力」が変革を成し遂げていくのでしょう。
翌日の企業研修のためにもいいインスピレーションとなりました。
サティシュさんは、この映像をグループで見て、話し合って下さいと
話していましたが、DVDを買ったので、関心のある方々と一緒に見たいと
思いました。関心のある方は、よかったらお知らせ下さいね。
(辻信一さんのあとがきも素敵な文章だと思います。)
そして企業研修の二日後には名古屋へ移動。
バイロン・ケイティ・ワークを行いました。
こちらも心に残る、とても深く、充実したワークとなりました。
サティシュさんのお話を受けて、
「それでは具体的にどうしたらいいの?」
ということについて、
バイロン・ケイティ・ワークは
とても有効な方法を提供してくれると思います。
名古屋のワークに参加していただいた方々、
主催して下さったHIROさん、MANAさんにも心から感謝。
今日は長くなりましたので、この報告は次の機会に。
充実した日々を過ごしました。
まずは東京でのサティシュ・クマールさんの講演会。
講演に先立ち、『今、ここにある未来』という1時間の映像が流されたのですが、
この内容がすでに大変密度の濃いものでした。
これまで私自身が考えたり、感じてきたことと響き合うと共に、
根底から私たちの生き方を問い直しているサティシュさんの姿勢に、
原点に戻るような思いがしました。
「私たちは土から生まれ、土に還る存在。土が神聖だからこそ、
いのちは神聖。それなのに、(意のままにしようと)
自然に戦争をしかけています。」
「世界人口の6分の1、10億以上の人々が飢えに苦しんでいます。
なんとひどい社会経済システムを私たちはつくってしまったのでしょう。
(その一方、)世界中で40~50%の食べ物が無駄にされています。
フェアで平等な、分配の社会システムが必要です。
誰ひとり、飢えることのないように。」
「人間の想像力と創造性は、手を使うことによって発揮されます。
機械が人間の手を不要にするような未来は、幸せでも持続可能でもありません。
結果をあまりにも急ぎすぎると、あいだの歓びをすべて奪ってしまう気がします。
結果ではなく、プロセスが現実なのです。」
「必要もない仕事を強要したり、されたりすることは許せません。
それは人間の奴隷化、人間性への冒涜。」
「地球温暖化、気候変動、貧困、不正・・・どれも問題が大きすぎて、
どこから始めたらいいかわからないと、いつも訊かれます。
世界の問題を解決する第一歩は、あなたの今日の食事からです。
地球への負荷を減らす食事のしかた。
多くの食品が世界の隅々に運ばれ、大変な環境負荷となっています。
排出される二酸化炭素の18%が、食産業に由来しています。
(2006年、国連食糧農業機関のデータによる。)
地域の自然のオーガニックな食べ物を選びましょう。」
「ガンジーがいったように、世界を変えたいなら、
自分が変わり、手本となること。」
彼の話は、人によっては、理想を追いすぎている、とか、
今の日本では現実的ではないと考える人もいるのかもしれないけれど、
今の社会のシステムにただ追随したり、
そこから外れないように必死になるということではなく、
原点に戻って考えてみることは重要だと思います。
個々人が自分にできる範囲で、より人間らしいあり方を実践していくことが
できると思います。
私とティムが企業研修を行う際は、人生の大半を過ごす場所としての
職場において、「役割」としてだけではなく、ひとりひとりの人間として
お互いに関わるあり方を実感できるような実践を行うようにしています。
あまり意味があると思えない、延々と続く会議、
会社の中の政治的駆け引き、いじめなど、人間の尊厳を冒すようなあり方は
やはり変えていかなければいけないと思います。
組織の中で、個人として毅然と生きていく---
「対立」ということでなく、主体的に変革し、
創造的に組織に貢献できる可能性もあるでしょう。
それは今の日本社会にとって、
とても必要とされていることだと思います。
サティシュさんはそのためにも、
ひとりひとりが心の中の恐れと取り組む必要性があると講演の中で
語っていました。
ビルマのアウンサンスーチー女史の力強さは、
恐れをもたないところからきているのだ、と。
確かにサティシュさんの確信に満ちた語りは、「恐れ」を超える力強さを
感じるものでした。そうした「個の力」が変革を成し遂げていくのでしょう。
翌日の企業研修のためにもいいインスピレーションとなりました。
サティシュさんは、この映像をグループで見て、話し合って下さいと
話していましたが、DVDを買ったので、関心のある方々と一緒に見たいと
思いました。関心のある方は、よかったらお知らせ下さいね。
(辻信一さんのあとがきも素敵な文章だと思います。)
そして企業研修の二日後には名古屋へ移動。
バイロン・ケイティ・ワークを行いました。
こちらも心に残る、とても深く、充実したワークとなりました。
サティシュさんのお話を受けて、
「それでは具体的にどうしたらいいの?」
ということについて、
バイロン・ケイティ・ワークは
とても有効な方法を提供してくれると思います。
名古屋のワークに参加していただいた方々、
主催して下さったHIROさん、MANAさんにも心から感謝。
今日は長くなりましたので、この報告は次の機会に。