先週末は、ナチュラル・ヒーリングのワークショップを伊豆高原で実施。
5年ぶりのスウェット・ロッジ(蒸し風呂)を行いました。
スウェット・ ロッジは、ネイティヴ・アメリカンの浄化と癒しの儀式。
自分が自然の一部であること、「あらゆるものがつながっている」ことを実感できます。
このロッジの床には、よもぎやイソギク、黒文字など、
地元伊豆で摘んだ薬草を敷き詰めていて、いい香りです。
たき火で熱した溶岩をいくつも中に運び込み、そこに水をかけ、
蒸気が発生します。
その中で、ひとりひとりが感謝と心からの願いについて話す、
祈りの時間があります。
このロッジは、「子宮」を表します。
たくさんの汗をかいて、浄化し、生まれ変わって外に出てくるのです。
私自身が初めて体験したのは、1988年、カリフォルニアにおいてでしたが、
その際にロッジを行ったメディスン・ウーマンを翌年、日本にお呼びし、
それから毎年のように行っていた時期がありました。
その後は、彼女のサポートをしていたティム・マクリーンが、
時々行っていたのですが、今年行うのは、5年ぶりでした。
イベントの数がここ数年、増えてきたため、
準備が大がかりとなるロッジはなかなか予定に入れられなかったのですが、
今年は震災や原発事故があり、人間も自然も傷ついた中、
もう一度、人と自然の深いつながりを取り戻したいという思いもあり、
実施することにしたのです。
今回は、ほとんどが初めてロッジを体験した方ばかり。
それでも、これまで抱えていた心のわだかまりを手放し、
心身の素晴らしい状態を味わい、
自然とのつながりを体感し、
不安を乗り越えるなどの体験をされたことを本当にうれしく思います。
今回は夜明け前に始めたロッジが終わり、
扉を開いたその時、
上った太陽の一条の光がロッジに差し込みました。
私はスタッフとして、外から見守っていたのですが、
ロッジの中が光輝いたそうです。
外にいた私にも、いろいろな気づきがありました。
私の師であるメディスン・ウーマンから学んだことは、
「ひとつひとつの考えは祈りである」ということ。
だから、「自分が何を考えているか、気づいている必要がある」。
私がロッジの外で見守っている時、
「みんな大丈夫だろうか」という考えが浮かんでくると、
中にいるひとりひとりが美しい、意味ある体験をしますようにという
祈りが遮られることに気づきました。
心配は自然なことだけど、それよりも祈りに集中することの
大切さをリアルに感じることができたのです。
スウェット・ロッジの後は、温泉に入り、
朝ごはんを食べ、休憩してから、再び自然の中へ。
今回は海岸です。
ちょうど、川が滝となって海に流れ込む手前に、
美しい松林があります。
暖かな日で、太陽の光が海面をキラキラと照らしています。
この地上でもっとも美しく、平和な場所にいるかのようでした。
そこでそれぞれがゆっくりと時間を過ごし、
その後は体験の分かち合いをして、解散しました。
その後、参加していた棟方あさのさんからいただいた感想を
紹介しましょう。(掲載許可をいただきました。)
「火と水と石(溶岩)と空と海と、自分の祈りとともにいる、
ほんとうに魂に贅沢な時間でした
参加された他の多くのメンバーからも、
またやって下さいとリクエストをいただき、
皆さんにとって意味ある体験となったことを本当に
うれしく思っています。
・・・実は、家に帰ってから、衝撃の報せがあったのですが、
不思議とロッジの体験とつながっていたのです。
ネイティヴ・アメリカンの文化の紹介者として
第一人者であり、
かつては伝説的なカルチャー誌として、
私も愛読していた『宝島』の編集者だった北山耕平さん。
これまでいろいろとお世話になったり、
インスピレーションを受けてきましたが、
彼が脳出血を起こし、昏睡状態であることを知ったのです。
私の中に不安が出てきましたが、早朝のロッジの外での体験を思い出し、
不安よりも祈りに集中することにしました。
するとツイッター上で、耕平さんについて書いた人が、
次のようにコメントしていたのです。
「jarrinYOHEI
世の中には想像もできないことが起こる。僕らにできることは心配ではなく祈り。
祈ることが世の中をいい方向へ導いてくれる。そう教えてくれたのは北山耕平さんでした。」
この報せを受けたのは日曜日でしたが、
それから日々、耕平さんの回復を祈ってきました。
今は、生命の危険はほぼ回避され、生体反応が出てきたとのこと。
本当によかったです。
多くの人の祈りが支えているのだと思います。
震災以降、長年に渡って北山耕平さんが伝えてきた
ネイティヴ・マインドの重要性---人が自然の一部であること---
が見直され、先達として彼が必要とされています。
順調な回復を心から願っています。
5年ぶりのスウェット・ロッジ(蒸し風呂)を行いました。
スウェット・ ロッジは、ネイティヴ・アメリカンの浄化と癒しの儀式。
自分が自然の一部であること、「あらゆるものがつながっている」ことを実感できます。
このロッジの床には、よもぎやイソギク、黒文字など、
地元伊豆で摘んだ薬草を敷き詰めていて、いい香りです。
たき火で熱した溶岩をいくつも中に運び込み、そこに水をかけ、
蒸気が発生します。
その中で、ひとりひとりが感謝と心からの願いについて話す、
祈りの時間があります。
このロッジは、「子宮」を表します。
たくさんの汗をかいて、浄化し、生まれ変わって外に出てくるのです。
私自身が初めて体験したのは、1988年、カリフォルニアにおいてでしたが、
その際にロッジを行ったメディスン・ウーマンを翌年、日本にお呼びし、
それから毎年のように行っていた時期がありました。
その後は、彼女のサポートをしていたティム・マクリーンが、
時々行っていたのですが、今年行うのは、5年ぶりでした。
イベントの数がここ数年、増えてきたため、
準備が大がかりとなるロッジはなかなか予定に入れられなかったのですが、
今年は震災や原発事故があり、人間も自然も傷ついた中、
もう一度、人と自然の深いつながりを取り戻したいという思いもあり、
実施することにしたのです。
今回は、ほとんどが初めてロッジを体験した方ばかり。
それでも、これまで抱えていた心のわだかまりを手放し、
心身の素晴らしい状態を味わい、
自然とのつながりを体感し、
不安を乗り越えるなどの体験をされたことを本当にうれしく思います。
今回は夜明け前に始めたロッジが終わり、
扉を開いたその時、
上った太陽の一条の光がロッジに差し込みました。
私はスタッフとして、外から見守っていたのですが、
ロッジの中が光輝いたそうです。
外にいた私にも、いろいろな気づきがありました。
私の師であるメディスン・ウーマンから学んだことは、
「ひとつひとつの考えは祈りである」ということ。
だから、「自分が何を考えているか、気づいている必要がある」。
私がロッジの外で見守っている時、
「みんな大丈夫だろうか」という考えが浮かんでくると、
中にいるひとりひとりが美しい、意味ある体験をしますようにという
祈りが遮られることに気づきました。
心配は自然なことだけど、それよりも祈りに集中することの
大切さをリアルに感じることができたのです。
スウェット・ロッジの後は、温泉に入り、
朝ごはんを食べ、休憩してから、再び自然の中へ。
今回は海岸です。
ちょうど、川が滝となって海に流れ込む手前に、
美しい松林があります。
暖かな日で、太陽の光が海面をキラキラと照らしています。
この地上でもっとも美しく、平和な場所にいるかのようでした。
そこでそれぞれがゆっくりと時間を過ごし、
その後は体験の分かち合いをして、解散しました。
その後、参加していた棟方あさのさんからいただいた感想を
紹介しましょう。(掲載許可をいただきました。)
「火と水と石(溶岩)と空と海と、自分の祈りとともにいる、
ほんとうに魂に贅沢な時間でした
参加された他の多くのメンバーからも、
またやって下さいとリクエストをいただき、
皆さんにとって意味ある体験となったことを本当に
うれしく思っています。
・・・実は、家に帰ってから、衝撃の報せがあったのですが、
不思議とロッジの体験とつながっていたのです。
ネイティヴ・アメリカンの文化の紹介者として
第一人者であり、
かつては伝説的なカルチャー誌として、
私も愛読していた『宝島』の編集者だった北山耕平さん。
これまでいろいろとお世話になったり、
インスピレーションを受けてきましたが、
彼が脳出血を起こし、昏睡状態であることを知ったのです。
私の中に不安が出てきましたが、早朝のロッジの外での体験を思い出し、
不安よりも祈りに集中することにしました。
するとツイッター上で、耕平さんについて書いた人が、
次のようにコメントしていたのです。
「jarrinYOHEI
世の中には想像もできないことが起こる。僕らにできることは心配ではなく祈り。
祈ることが世の中をいい方向へ導いてくれる。そう教えてくれたのは北山耕平さんでした。」
この報せを受けたのは日曜日でしたが、
それから日々、耕平さんの回復を祈ってきました。
今は、生命の危険はほぼ回避され、生体反応が出てきたとのこと。
本当によかったです。
多くの人の祈りが支えているのだと思います。
震災以降、長年に渡って北山耕平さんが伝えてきた
ネイティヴ・マインドの重要性---人が自然の一部であること---
が見直され、先達として彼が必要とされています。
順調な回復を心から願っています。