この3連休は、ホロトロピック呼吸法のワークショップを伊豆高原で行いました。
参加していただいた方々の「自己発見の冒険」の取り組みをサポートさせていただくことで、
とても心豊かな、充実した体験となりました。

ホロトロピック呼吸法は、呼吸という生命の基本に関わっているため、
心身に深く効くワークです。

呼吸をすることによって、心身がゆるみ、解放されます。

自然の豊かなところで、3日間というゆったりした時の流れで行うことができる
合宿ワークは、日常ではなかなかできない、自分自身と深く向き合うこと、
他のメンバーとのお互いにサポーティヴで温かなつながりの中で、
多くの気づきを得ることが可能になります。

数日の内に、花が開くように人が輝きを増していくのに立ち会い、
そのプロセスで多くの気づきが起きてくることは、
その場にいる全員にとって、本当に心満たされる体験です。

振り返ってみると、1989年以来、おおよそ千数百のグループに対して、
ワークを行ってきたことになります。

多くの経験を重ねてきたといえますが、「経験を重ねる」というのは、
必ずしも「慣れる」、「コツをつかむ」ということではないように思います。

もちろん、多くの経験をすることにより、サポートのしかたについて、
効果的な対応の選択肢を身につけるということはありますが、
相手が人である以上、こうすればこうなる、というものではありません。

ですから、経験を重ねるというのは、ある意味で、毎回、新鮮な体験として、
相手に関わり続けることができる力といえるのかもしれません。

私自身は、まだまだ学びの途上ですが、
職人の世界でも、熟練した人というのは、専門分野に通じながらも、
わかった気にならず、常に新鮮な気持ちを持ち続けられる人ではないかと思います。