ブログやツイッターなど、ネットで気になる傾向があります。

「この方法(スキル)を使えばこうなる」ということを
単純化していう人がかなり増えているような気がします。

役に立つ方法をわかりやすく説明するために単純ないいかたをする
場合もあるかもしれませんし、自分自身も気をつけなければと
思いますが。

本来のスキルというのは、特定の限定された状況においては、
確かに効果があるでしょう。

でもそれがひとり歩きして、特定の方法を習得すれば、
人生そのものをコントロールできるかのような発想に
なってしまう場合があるように見受けられます。

スキルを学ぶことに、多大なエネルギーや時間を使い、
常に準備中の人もいます。

最近も、企業研修のトレーナーをしている人と話していて、
彼もこうした傾向が気になるといっていました。

以前はこれほどまでではなかったような気がします。
いい意味でも悪い意味でも、日本人は謙虚だったというか。

私自身が大切だと思うのは、自分自身の経験や体験、知識から
抽出された自分なりの哲学をもっていることです。
とくに体験は重要です。

ノウハウは人から借りてくることができますが、
体験は自分にしかできません。
その中でこそ見えてくるものがあるでしょう。

自分自身で感じて考えることを基本としつつ、
主観的になりすぎないよう、常にさまざまな考え方や経験に
触れていたいと思います。


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