時々、「何がきっかけで、この仕事を始めたのですか?」
と聞かれることがあります。
どこまでさかのぼればいいのかわかりませんが、
もしかしたら、子供の時に周囲の世界に対して抱いていた
「違和感」から始まっているのかもしれません。
周りになじめなかったということもありますが、
自分が今、接している世界よりも、
本当の世界はもっと広がりがあり、可能性に満ちているのだと
漠然と思っていました。
大学時代には、ひとつのきっかけがありました。
英語の授業で、イギリス人の先生に習っていたのですが、
"Who are you?"というペアワークを授業で行ったのです。
お互いに向き合って、片方が質問する側、もう片方が
答える側となります。
質問する人は、"Who are you ?(あなたは誰ですか?)"と
相手にたずねます。
そうしたら、直観的に短く答えます。
今度はまた、質問する側が、"Who are you ?"
再び直観的に答えます。
これをしばらく繰り返します。
5分ぐらいだったかもしれません。
そして交代します。
これが面白い体験となったのは、
最初は、「女です」、「日本人」です、
といったような答えだったのが、
だんだんそうしたアイデンティティがはがれ、
途中から、相手と自分の関係性に移行した
ことです。
「私はあなたの目の前に座っている者です」
というように。
役割としての自分から、関係性の中の自分へ。
このエクササイズには、これが正解というものは
ありませんが、自分の中から豊かな感性が
開いて行くような感覚でした。
そして、生まれて初めて、「自分の中に答えがある」、
という感覚をもったのです。自分の内側から湧き出るように
いろいろなアイディアが出てくる体験。
それまで、答えは自分の外にあると思っていたのです。
本の中とか。
私が学生だった時というのは、1979年頃ですが、
当時、日本に来ていたアメリカ人やイギリス人は、
東洋思想に惹かれてきている人が多く、授業では、
ヘッセの「シッダールタ」、遠藤周作の「沈黙」などを
英語で読みました。
西洋人から見た東洋思想の魅力というものに触れた
体験だったと思います。
在学中には、今の仕事場であるC+Fと出会ったり、
ネパールにひとり旅に出かけたり、
進歩的でスピリチュアルな人たちの多いアメリカの
サンタクルーズという海沿いの町にある州立大学に
留学したりしました。
ネパールでは、人の温かさや壮大なヒマラヤの自然に触れ、
アメリカでは、「理想は追求していけば、実現できる」
ということを、実践している人たちの姿を見て、
学びました。
人生でポジティブになれたのは、このアメリカでの
体験が大きかったと思います。
それまで、日本では体験したことのない感覚でした。
それから、在学中は、今、パートナーとなっている
ティム・マクリーンにC+Fで出会ったりもしました。
(当時の代表、吉福伸逸さんの講座のペアワークの相手でした。)
大学卒業後は、途上国援助の仕事に就きましたが、
その後、学生時代から出入りしていたC+Fという古巣に戻り、
働き始めました。
予想外に長くなりましたので、とりあえず、この辺で。
と聞かれることがあります。
どこまでさかのぼればいいのかわかりませんが、
もしかしたら、子供の時に周囲の世界に対して抱いていた
「違和感」から始まっているのかもしれません。
周りになじめなかったということもありますが、
自分が今、接している世界よりも、
本当の世界はもっと広がりがあり、可能性に満ちているのだと
漠然と思っていました。
大学時代には、ひとつのきっかけがありました。
英語の授業で、イギリス人の先生に習っていたのですが、
"Who are you?"というペアワークを授業で行ったのです。
お互いに向き合って、片方が質問する側、もう片方が
答える側となります。
質問する人は、"Who are you ?(あなたは誰ですか?)"と
相手にたずねます。
そうしたら、直観的に短く答えます。
今度はまた、質問する側が、"Who are you ?"
再び直観的に答えます。
これをしばらく繰り返します。
5分ぐらいだったかもしれません。
そして交代します。
これが面白い体験となったのは、
最初は、「女です」、「日本人」です、
といったような答えだったのが、
だんだんそうしたアイデンティティがはがれ、
途中から、相手と自分の関係性に移行した
ことです。
「私はあなたの目の前に座っている者です」
というように。
役割としての自分から、関係性の中の自分へ。
このエクササイズには、これが正解というものは
ありませんが、自分の中から豊かな感性が
開いて行くような感覚でした。
そして、生まれて初めて、「自分の中に答えがある」、
という感覚をもったのです。自分の内側から湧き出るように
いろいろなアイディアが出てくる体験。
それまで、答えは自分の外にあると思っていたのです。
本の中とか。
私が学生だった時というのは、1979年頃ですが、
当時、日本に来ていたアメリカ人やイギリス人は、
東洋思想に惹かれてきている人が多く、授業では、
ヘッセの「シッダールタ」、遠藤周作の「沈黙」などを
英語で読みました。
西洋人から見た東洋思想の魅力というものに触れた
体験だったと思います。
在学中には、今の仕事場であるC+Fと出会ったり、
ネパールにひとり旅に出かけたり、
進歩的でスピリチュアルな人たちの多いアメリカの
サンタクルーズという海沿いの町にある州立大学に
留学したりしました。
ネパールでは、人の温かさや壮大なヒマラヤの自然に触れ、
アメリカでは、「理想は追求していけば、実現できる」
ということを、実践している人たちの姿を見て、
学びました。
人生でポジティブになれたのは、このアメリカでの
体験が大きかったと思います。
それまで、日本では体験したことのない感覚でした。
それから、在学中は、今、パートナーとなっている
ティム・マクリーンにC+Fで出会ったりもしました。
(当時の代表、吉福伸逸さんの講座のペアワークの相手でした。)
大学卒業後は、途上国援助の仕事に就きましたが、
その後、学生時代から出入りしていたC+Fという古巣に戻り、
働き始めました。
予想外に長くなりましたので、とりあえず、この辺で。