最近は、「発信」する道具であふれています。
HP、ブログ、ミクシィ、ツイッター・・・。

最近考えるのですが、とくに20~30歳代の人(若い人)にとっては、
こうした発信の道具は、諸刃の剣のように思えます。

この年齢では、自分のこころとからだを使って、
あらゆる可能性を探求(旅、仕事、恋愛など)できるのに、
多くの人がPCの前に座ったり、携帯を打ったりと、
「発信」に一生懸命になっています。

もっともっと世界に出て行く必要があると思います。

体験があってこその「発信」。

私自身は、十代の間は、作文がとても苦手でした。

後になって、なぜ苦手だったかがわかります。
それは表現する内容をもっていなかったからです。

自分自身の体験というものをもっていなかったために、
書けなかったのです。

ただ、その後は、誰でも発信できるメディアというものが
なかったため、「発信」を考えずにいろいろな体験を積み重ねることが
できました。

ネパールへのひとり旅、アート・パフォーマンス、講座やワークショップ
への参加など。

今はもしかしたら、体験する時から、あらかじめ「発信」を
意識することもあるでしょう。

「発信」よりも体験を!

他の誰にもできない体験をし、感じたり考えることが、
自分自身の表現や存在感のベースとなります。

もちろん、どんな年齢層にもいえることですけどね。私にも。

$心の羅針盤~ティム・マクリーンと高岡よし子によるブログ-赤沢海岸へ向かう道