しばらくぶりに昔の同級生や友人たちに会うと、
「変わらないね」という話になることがよくありますね。

以前、25年ぶりぐらいに同級生たちに会ったことがあります。

内面はそれぞれ、変化があるのかもしれませんが、
独特の話し方、人との関わり方、歩き方といった、
その人らしさをつくりあげている「性格の輪郭」は
記憶のままです。

一方、10年ぶりに二人の人に再会して、
とても印象に残ったことがあります。

ひとりの人は、スピリチュアルな世界に身をおいて、
仕事もしている人だったのですが、
再会してもあまり変化した感じを受けませんでした。

もうひとりの人は、特別に心の世界に関わっていた訳では
ないのですが、そちらの方が大きく変わったような印象を受けたのです。

話を聞いてみると、人生でいろいろ大変な経験を通過してきたとのこと。
その人は起きてくるできごとにしっかり向き合ってきたように思えました。

人生の中で起きてくることをしっかり見、向き合っていくことの積み重ねが
人を成熟させていくと実感できたできごとでした。

別にどちらの人の方がベター、ということではないのですが、
ちょうど同じ時期に二人の人に同じ位久しぶりに出会ったので、
その違いが印象的だったのです。

どういう世界にいるかではなく、世界にどういるかの方が重要なのだと
思います。

ただ、私個人の体験としては、人生でいろいろなできごとが起きてきた時に、
何が起きているのか、そしてどのようなあり方が助けになるのかという心の指針
やサポートがあることは、とても大切なことだと思っています。

そうした指針や助けがなかったら、自分はどうなっていただろうと思うのです。
今の仕事をしている原動力は、そこからきます。

$心の羅針盤~ティム・マクリーンと高岡よし子によるブログ-椿