トラウマの人との生活
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続・感情

運転すると性格が出るといいますが、

これは私が考えた勝手な解釈です・・運転とは命がかかっている行為です。その為に、そう意識している訳ではないけれど命を守るためのトカゲ脳がかかんに働き、本能がでる・・あくまでも私の解釈です


で、運転中はかなり回りにイライラしています。自分の行く手を阻むような、のんびり・ゆっくりの運転や、逆に横暴で危ない運転、等、自分の思うように走れないことに、トカゲ脳の、トラウマがフル回転します。


一人でイライラするのはかまいませんが、一緒に車に乗っている方はたまったもんじゃないです。


走りながら、イラつく車の横に並んで窓を開け、文句をいう。

赤信号で止まるまでピッタリつけて、降りて行って文句をいう。

駐車場で、トラウマ運転手同士がイラつくと、お互いに譲らないので、大人で、しかも奥さん子供を乗せたまま、車を降りて、コブラとマングース状態になります。


子供と一緒に呆れてしまうしかありません。


でも、本当は自分がそうやって、小さい頃に親や周りの人たちに

さっさとしなさい!

グズグズするな!

と言われ、ビクビクしながら、ドキドキしながら、恐怖の中毎日を過ごしていたのです。


そして、その親もそういう同じ様な環境で育ったのです。

繰り返されるのです。


子供時代にそんな気持ちで育ったんだって、広い心で受け止めてあげれる自分になれるように、自分に言い聞かせる日々です。





感情について

喧嘩・・・喧嘩になりません。一方的です。トラウマの人は、とにかく感情が先ですから、言うだけ言います。言い放題です。一方的に言われて、まるで10対0の事故のようです。そして気持ちが落ち着けば、やっと自分も悪いところがあった、と反省しますが、それも、自分が感情で、ぶちまけたことが相手に理解されたと思った時だけです。

トラウマの人の相手への攻撃は自分を守るためですから、徹底的です。

感情に任せて、自分の発する言葉に責任なく、自分の気持ちがとにかく落ち着くまで、相手に浴びせます。刺すような言葉、切るような言葉、叩きのめすような言葉、でもそういう言葉で相手がどれだけの傷を負ったのかは、見えるわけではないから理解していません。とりあえずこちらがボロボロになって何も言えずにガックリとうなだれると 安心して「言いすぎた」、とか、「自分も悪かった」とか言い出します。

もう、その時には聴かされるこっちは、こんな言葉は心には入ってきません。


仏教では「感情」は「因縁性(いんねんしょう)」と言います。

「喜怒哀楽」・・・喜び楽しみ位なら平和でいいですが、

怒り、哀しみは、相手への深い思いがあってのことですから、自分も相手も傷つけることになります。

その相手は、また仏教的にいう「縁」のある人です。

感情に支配されると、理性を失い、そこから先を考えることができません。その時の思いで一杯になって何も見えなくなります。その時に、相手を深く傷つけたり、自分を傷つけたりすることになります。

感情が因縁・・ではその因縁とは何でしょう・・・続く。

生命維持

トラウマの人の思考はいつも自己防衛です。


小さな頃に母親に抱っこされスキンシップしてもらい、愛情を常に感じて育つ子供のトカゲ脳は安定し、身体の機能を保つために働きますが、この原始脳は、生命の一番大切な生命維持、子孫繁栄、などの働きの為に働くことになりますから、安定の無い人のトカゲ脳は常にフル回転して働きます。


小さな頃にわがままを言って、母親からひどく怒鳴られた叩かれた、父親から・・等の、親が虐待とまでいかなくとも、小さな生命体にとって、生命の危険と脳が判断したことが、大人になってもその人を守るために脳がそういう状況に対して必死で働きます。本当に親とのスキンシップが無い人は、人とつき合う、これだけでも生命維持の為にトカゲ脳は常に働き、危険危険危険・・・と、人の大勢集まるところが苦手だったり、人との語らいが楽しかったはずなのに、家に帰るとドッと疲れが出たり、人と付き合うそのものが、その人にとって、生命の危機のようにトカゲ脳は判断しているのです。

子供時代に安定安心を感じずに育った人の心は、トカゲ脳に守られ、常にその人を守るために脳が判断を下し、問題が起きた場合は、相手を責め自分を安心な場所に置こうとします。小さい頃の環境が脳をそう育ててしまったのです。

人をいつも攻撃する人、常に自己中だと思われる人、そういう人の脳は生命維持のためのトカゲ脳に支配された、辛く寂しい子供時代を送ってきた人なのです。

結婚

仏教でいう「因縁」という考え方を学んだり、心理学で「トラウマ」を知るまでは、他人に対して「なんで?」という気持ちがとても強い私でした。

なんでこの人、こんなに怒るの?マイナス思考なの?他人のことを考えることができないの?等々、とても納得のいかない相手の状態に、私も怒りがこみ上げてくるしまつ、相手の怒りに対し、私も怒り。けれど私の怒りは相手の気持ちに「火に油を注ぐ」状態になるだけで、問題の解決になんのメリットも無く、逆に怒りにしかならない相手に、その時の私の思いをぶつけることは返ってマイナスだと悟り、相手が怒りだしたら黙る、そうするしかできなくなっていました。


これは夫婦の話です。

私は物凄いトラウマもちの人と結婚したのだと今はわかりました、そして私自身もトラウマを持っていると。




トカゲ脳

人の脳が完成するのはおよそ10歳だそうです

三歳までの脳は、生きていく為に必要な呼吸、血液、免疫等々をつかさどる脳で、生命維持の為に働く脳です。この脳は恐竜の時代から進化せずいわゆるトカゲ脳と言われています。

「三つ子の魂百まで」と昔から言いますが、三つまでにこの生命維持の脳が受けた衝撃がトラウマとなり、その人の人格を大きく形成します。


仏教では全ての人の心に「仏性」がある

と学びました、ほんとにそうだと私も思います。

けれど、一瞬の感情で、人を傷つけることがあったり、いつも自分中心にしか物事を考えることができない人と仕事をしたり、生活したりする時に、私も自分を守るために、つい自然と人のせいにして、自分を安全な場所に置く(気持ちの上で)ことが度々あります。

これから そんなトラウマについて 私が生活の中で感じたこと気が付いたことを書く事によって、

同じような気持ちの方に安心してもらえたら・・そう思います。