3年前に母を膵臓癌で亡くし
1年前に父も亡くなり
数ヶ月前に姉が亡くなりました。

この3年間で家族を3人失う経験は
私にとてつも無い変化で、
生き方すら180度変えるきっかけとなりました。

完璧な両親像を抱いたまま生きてきた私と姉。
姉にとって両親は、私が想像する以上に、かなり大きな存在だったと思う。

私が19歳で結婚して家を出た時も、とても寂しがっていたり、結婚しないと断言していた兄が突然、結婚して出て行った時も、取り残された思いだったと話していたことを思うと、誰よりも家族の存在を大切に思っていたんだなと思う。

3人兄弟姉妹の真ん中で、劣等感や寂しい思いが蓄積している中、立て続けに両親が亡くなり、独り身だった姉は、本当に寂しかったのだと思う。
1人で静かに亡くなった姉の心情を思うと、
苦しくて、申し訳なくて、辛いです。

葬儀、火葬、納骨も終わったのに、まだ姉の死を実感出来ていない。
ただ、人が1人死ぬことの大変さ。
限られた時間の中でやらなければいけない事務的な事、お金のことも含めて、
誰にも迷惑をかけずに死ぬことは有り得ないと実感しました。

40半ばで私は終活を始めました。
保険の見直し、葬儀やお墓の準備。
残された子供達に掛かる迷惑を、少しでも軽くすることが、私の生きる目的になっています。

長かった子育てがもうすぐひと段落する。
これからは姉と旅行へ行ったり、買い物に出かけたり、後々は姉妹で生きて行く道も考えていた矢先だったので、
今は何も考えられない。

ただ、淡々と、日々、息をしている今日この頃です。