今日は子供と少し遠出。
その帰り道、私にとって因縁の大企業の看板が必ず見える。
私が就職活動をしていた頃、大学の就職課から 推薦してもらって受けた企業の看板。
通常、大学からの推薦というのは 余程のことがなければ受かるらしい、のだけど
まあ普通に
落 ち た わ 。 。 。
まず事前にテストを受けて、次に面接待ちをする事数分。
面接室に入ってきた面接官は4人。男性3人、女性が1人。
入室早々、女性の面接官から
次 受 け る 企 業 で は 、
こういう履歴書の書き間違えが無いか
チェックされた方が良いですよ！！！
と言われた。
間違っとったんか履歴書…！！
何回も見直したと思ってたんだけどな。よりよい履歴書にしようと 後々まで見直し、訂正して清書して、更に訂正、また清書…と夜中まで繰り返したいのが裏目に出たようだった。
ちな 男性面接官3人は、
面接の受け答えも良く、先に受けたテストも点数がかなり良いと褒めてくださり
（実際は テストではかなり分からないところいっぱいあった気がするので、本当にテストが良かったかは謎。慰めてくれてただけかもしれない）
その褒められた後に必ず
そんなに完璧なんだとしたら、この履歴書のミスは考えられない！と 女性面接官が釘を刺す。
と言う流れを何度となく繰り返し、
まあ落ちたのは誰の目にも明らかで
落ちたなら落ちたで 即帰りテェーーー…とか
ずっと考えていた気がする。
で 後日届いた面接結果も、当然落ちてた。
そこから別の企業を受けて受かって働いて、そこが県内有数のブラック企業だったと後に分かり、3年間何とか耐え忍んで なんやかやあって今があるわけなんだけど
今でも ふと考える
多分あの大企業に受かっていたら私、
鬱になって 今 結婚してないんだろうな。。。
恐らく、履歴書のミスを指摘し続けた女性は 就職後、私の教育係となる方だったのだと思う。
だからあそこまで厳しい事を言っていたんだろう。私は事務員としての面接に応募していたので、
その女性面接官の元仕事をし、注意欠陥障害から書類のミスを連発し、一生懸命頑張るもミスが減らず、やる気が無いとこっ酷く叱られ 人に迷惑をかけ、自己肯定感がダダ下がり、
人に相談しようにも 皆誰でもミスはあるよ、
頑張ろうとか言われて
的外れな自己啓発本を読んでは効果もなく
鬱になって仕事辞めていたんだろうなー、
なんて。。。
その企業に落ちた時はショックで、道路を車で走り あの大企業の看板を見るたびに
ああ、自分がその大企業で勤めていた世界線もあったのかな、なんて思ったりもするけど
大企業に受かってたら幸せっていう訳でもなかったんやなぁ、と。。。
因みに、その後正規で受かった企業でも しっかりとミスを連発し、一生懸命やるも効果は出ず 叱られて鬱に…という流れは ゴリゴリにあったんだけど（あったんかい
それでも仕事柄 発達障害ならではの独創性も活かせる企業だった為か、数字としての結果も出て、社内で認められるという有難い経験もした。
ブラック企業ではあったけど、おかげで 世間のブラック企業で働く人がどんな気持ちか、今仕事の愚痴を言う旦那がどんな状況か、また ブラック企業の上司の言い分や状況なども
多少なりとも分かるようにはなってきた。
ブラック企業を経験した分、ある程度社畜として働くことに さほど抵抗もなく、どうしてもミスが多い分 骨の髄まで企業に尽くします！とことん使い潰してやってくだせぇ！の精神で仕事をするので
今の所 働いた先は、辞める際何処からも しっかりめの引き留めをして頂けるまでにはなった。
今時、社畜精神で働く人など珍しくなってきたから、ミスが多かろうと 社畜精神で働けば
何とか目をかけてもらえる、という自分流の 発達障害なりに職場で生き抜く知恵を身につけられたのだ。
それが良かった事なのかも分からないけど。
少なくとも お陰で今結婚して家もあり、子供もいる。
これで良かったんだ、と言い聞かせつつ
それでも気になるあの大企業の看板。
自分の中で 一体何を捨てられない証拠なのか
多分一生気にし続けるんだろうな。。
……早く潰れてくんねぇかな（←