子供が生まれてからほとんど本を
読まなくなった私。
漫画とかはたまーに読む程度で、
小説や活字の本はほとんど読まなかったです。
結婚前はわりと読んでたんだけどね。
子供が生まれてゆっくり本を読む時間がなくなり、
疎遠になってました。
年間50冊以上読む人はすごいなぁと関心してました。


そんな私が、娘の習い事の待ち時間で久々に本屋に立ち寄り、小説本を買いました。



鈴木おさむ著
「もう明日が待っている」

SMAPのことを中心に書いた自称小説。
でも、本の内容はいくつか名称をボカしてあり、SMAPのメンバー、ジャニーズ関係者の名前をカタカナで明記してます。ギリギリ訴えられないよう言い逃れできる感じの内容になってます。

物申す以下、ネタバレ含みますのでこれから読む人は読まないでくださいびっくりマーク


私もSMAPの解散が色々憶測が飛び交ってるのを見てきて近しい人の真実はどうだったのか?を知りたかったので買いました。


SMAPデビューからスマスマの番組ができるまでや、
メンバーのことが事細かに書かれていました。
鈴木おさむさんが放送作家を辞めるキッカケに至ったSMAPの解散、スマスマの番組終了の理由もすごく丁寧に書かれていました。

あと、ゲストに拘っていたことも詳細に書かれていました。ゲストは私の大好きな高倉健も出ていたので私もリアルタイムで当時観てました。
知らなかった出演までのオファーの苦労とか書いてありました。高倉健はなかなか返事をくれず、当時のプロデューサーが50通も直筆の手紙を書いてお願いしてやっと返事が帰ってきたというエピソードに「やっぱり健さんらしい〜」と感じました。
どの程度情熱があるのかを健さんはいつも試すのでしょうね。生半可な気持ちだと絶対オッケーしないのが健さんです。

SMAPの解散の理由については書かれてなかったけど、ジャニーズ事務所の圧力については書かれてました。そしてSMAPを支えていた敏腕マネージャーのことも書かれていた。
鈴木おさむさんはこの敏腕マネージャーをとても尊敬していて、すごくSMAPに愛があることもわかった。

解散騒動の時には、すでに敏腕マネージャーは解雇されていたらしいことも書かれていました。
そしてジャニーズ事務所のメリー喜多川による圧力は相当のものであったとも記している。


とにかく鈴木おさむのSMAP愛が伝わり、
読んでいて何度も泣きました。

この人はSMAPを幸せにするために番組を精一杯作り上げていたんだと感じました。



だからこそ、事務所の圧力や解散が辛かったのだと思う。

敏腕マネージャーがもし、まだ傍にいたら、圧力がなかったら今でもSMAPは続いていたかもしれない。
あと小説の最後に書かれていた慎吾ちゃんがちゃんとSMAPに愛があったことも知れて泣きました。
なんとなく、しんごちゃんから脱退を言い出して解散したイメージがあるので、すっかり慎吾ちゃんはSMAPに愛がないのだと思っていたけど、逆だったことを知り、さらに感動した。
読んで本当に良かったです。
キムタクの印象も変わったし、中居くんがリーダーとしてメンバーを大事に守ってたのもわかった。
みんなそれぞれ愛があったのに、上手く行かなかった。事務所の圧力は恐ろしいなと思いました。


いやー久々にいい小説に出会い、一気に読んでしまった。けっこう分厚かったけどあっという間でした。読みやすかったな。さすが構成に長けてると思いました。

小説読んだの数年ぶりなので楽しかった。
活字読むのもいいですね。また読みたい気持ちになりました。