ある男性ブロガーさんが


女性から女性として扱わないで欲しい、


と言われて、


それは無理だということで


喧嘩になった記事をアップしていました。


ちょっとそこには書きにくかったけど


すごくモヤモヤするので、


ここに自分の意見を書きます。



わたしが若い頃、


全く同じことを言っていました。


男性と同じ土俵で、


男性と同じ基準で評価してほしかった。


特に仕事でです。


今思うと、


わたしこそが


性差にこだわっていたんですね。


男性に媚を売る女性が


とても嫌いでした。


わたしにはそういう魅力がなかったから、


コンプレックスの裏返し


だったのかもしれない。



大人になって


結婚して


離婚して


再婚して


実子と主人の連れ子を


育てるようになって


最初は連れ子に気を遣っていました。


でも、ある時思いました。


これは実子にも連れ子にも


差別をしているんじゃないかって。


それからは全く同じように


子供たちに接するようになりました。


本当は個体差があるから


それでは良くなかったのかもしれない。


勝手な言い分だけれど


そこから自分の価値観が大きく変わって


マイノリティと言われる人たちが、


気の毒、かわいそう


だから助けなきゃ


そう思わなくなりました。


皆さんはどうか分かりませんが、


わたしに限っていえば、


そういう気持ちは


多分差別から生まれてた。


助けるのではなく、


皆が生きやすい社会作りに


少しでも助力できたら


嬉しいとは思うけど。



今なら


息子が女性になりたいと言っても、


娘が女性と結婚したいと言っても、


多分驚かないと思う。


まだまだそう言った人が


生きにくい社会ではあるけれど、


それを理解した上でなら


本人の好きにすればいいと思う。


心から応援します。



「女性として見ないで欲しい」



そう言った女性は、


昔のわたしと同じ、


逆に性差に囚われているのかもしれない。


それを否定した男性は


区別されることを


差別と感じる人がいることを


知らないのかもしれない。



どうでもいい


というと語弊がありますが、


そう思えるようになった時が


差別からの解放の始まりかもしれない。