2011.07.18 東京納涼ジョギング 明治神宮南参道14:34~北参道15:07
【Previously on Kimkim】 前回までのきむきむ 東京駅を脱出して、月島からお台場へ抜け出したきむきむは、合衆国大統領に会った後、封鎖されたレインボーブリッジを密かに渡り、再び戒厳令下の都心へ潜入。麻布の豪邸で涼しさの手がかりをつかみ、青山の岡本太郎記念館でど肝を抜かれた後、ついに涼しさの根源物質が明治神宮から流出していることを突き止め潜入する・・・これは14:34から15:07までの出来事である
70)14:39 南参道を北に向かって進むと大鳥居しばらく進むと、左側に御苑北門があります。そこで御苑維持協力金¥500を払って、御苑の中を進んで行きます。
70)14:41 御苑の中は緑がいっぱい門でもらった菱形の入場券に明治天皇御製の「うつせみの代々木の里はしずかにて都のほかのここちこそすれ」の歌が書かれてる。明治天皇の御存命時には、この辺り一帯は
※こんな感じで、当時の南豊島御料地は現在の御苑一帯を除いて、畑がほとんどで、荒れ地のような景観だった明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする明治神宮を造営することになり、汚れた空気と関東ローム層でも育つ椎・樫などの照葉樹を植えることで自然の森を形成することに成功素晴らしい都会の中の密林が出来上がった。「杉並木にしろ」という当時の大隈重信首相を説得して照葉樹を植えたって素晴らしいです
71)14:42 右に行くと、菖蒲田 Iris Garden と清正井 Kiyomasa's Well 厳密には地表より上に湧き出してるので Well じゃなくて Spring なんですよねこういう知識をひけらかす人、いますよね~「ひけらかす」って、元々は「光らす・ひからす」と言う言葉だったらしい。つまり、光輝かせて否応なしに目立たせることだった。それを、嫌みったらしくやる事をいつしか「ひけらかす」と呼ぶようになった。って、また、ひけらかしてるし
72)14:47 けっこう奥まで来るのに時間がかかるんです。研修の時の昼休みの間に来た時は45分での往復、ギリギリでしたから・・・あん時はよく間に合ったと思いますそんなに行列は長くなくって助かりました
72)14:47 毎分60リットルの水が湧き出して、御苑の菖蒲田 Iris Garden の方に流れていきます。そして原宿川から渋谷川、そして古川さっき通った三田から坂を下りて麻布に抜ける橋の下にはこの水が混じってた
72)14:49 もうすぐ順番が回ってくる造営当時、水源はどこなのか全く不明で、井戸の近くにあった大杉の根元あたりに何か特別の調節装置が設けてあって、そこへ一旦水を溜めて、そこから自然に噴出するような仕組みになっていると考えられ、そのような特殊な井戸を作れるのは「土木の神様」といわれた清正しかいないとする伝説が生まれた
72)14:50 戦前には熊本より加藤清正の研究家が上京し、清正の掘った井戸ならば清正伝説にある9箇所の隠し井戸があるはずと付近を実地調査したが、隠し井戸は発見できなかった。そして昭和13年、水源調査が行われ、その結果、水源は本殿西側の浅い地下水が二方向の自然の水路に流れて、井戸の上方斜面から流れ込む全く自然の湧水であることが解ったちょっとぉ!ミステリーのままのほうがいいこともあるんだよね
73)14:50 まずは携帯電話の開運待ち受け画面用の写真を撮り
73)14:51 触れてみると・・・メッチャ冷たい年中15℃! W-A-T-E-R!
I knew then that “w-a-t-e-r” meant the wonderful cool something that was flowing over my hand. That living word awaken my soul, gave it light, hope, joy, set it free! (The Story of My Life by Helen Keller)
わたしは “w-a-t-e-r” がわたしの手の上を流れている素晴らしく冷たい何かを意味することに気づいた。その生きた言葉はわたしの魂を目覚めさせ、光りと希望と喜びを与え、解き放させてくれた
74)14:57 北門から出て、カクっと直角に曲がると、本殿が見えてきた
74)14:59 最近、神前式が増えてきてるらしい・・・2006年、2010年の調査では、教会式65→60%、人前式16→21%、神前式16→17%、その他3→2% 結局安くて形式にこだわらない人前式が最も増えてる
74)14:59 おみくじをひいたら、大御心は「義」昭憲皇太后御歌「茂りたるうばらからたち払ひてもふむべき道はゆくべかりけり」 トゲの茨、針のついたカラタチなどの生い茂っている困難な道でも、人として践み行なわなければならない正しい道は、どんな苦労をしても、強い信念を持って、勇敢に進むべきですとても意味深い漢字、そして今にふさわしい歌
75)15:05 未開の天地を拓き、狭い道をも広く、文化を常に高めていくことが、創造の活きで、人生の生き甲斐というものです。どんな困難をも正義によって勇敢に打開して進みましょう。(あらゆる困難を切り開いてよりよい世の中へ) 明るく楽しく勤めましょうなんか勇気が出てきました
76)15:07 北に歩いていくと北参道の出口に到着です。代々木のドコモタワーが見えてきました。ここからは早朝ジョギングでもよく走ったルートで、何となく自分のシマ感覚の勝手知ったる土地に戻ってきた感じです
いやいや、清正井からの水は冷たかったし非常に意「義」深いおみくじは引けたし、大満足で明治神宮を出たきむきむなのであったさあここからは一般道!ダッシュでゴールを目指すぜ気合みなぎり走り出す