東京・二子玉川(東京都世田谷区)に1992年2月~2000年12月あったテーマパーク「ナムコ・ワンダーエッグ」について、記憶が薄れないうちに自分が覚えている情報をまとめました。とは言っても自分も閉園する年に2回しか行っておらず、しかも当時中学生だったのもあってメモリアルというよりメモ書き程度の情報ですが・・・。

 

パークの全体的な概要についてはこちら(Wikipedia)。ワンダーエッグの画像は現在でもGoogle等で検索すればたくさんヒットし、Youtubeに園内の風景動画も残っています(敢えてここでは転載しません)。また、こちらのサイトも参考になります。

 

〇アトラクション
「ドルアーガの塔」
 

・「ミラーナの心理迷宮」
鏡の迷路等がある迷宮を進み、途中3ヵ所程の心理テストに答える占いアトラクション(好きな図形、好みの女性など)。後に姫路セントラルパークにも同じものが設置されており(※Wikipedia等には"移設"と書かれていますが、ワンダーエッグで稼働中にオープンしたれっきとした2つ目)、こちらは2020年5月現在も遊ぶことができます。


「ホテル殺人館 ~ゾンビの花嫁~」

 

・「メビリスクリーク」
 小型円形ボートで園内を半周する。

 

・「ギャラクシアン3」
28人が一度に参加できる円形フロア(油圧で2mほど上下に動く)にて行われる3DCGシューティングアトラクション。詳細はこちら(Wikipedia)。本アトラクションは現存しませんが、後に出た6人参加のアーケード版(座席は稼働しませんが、ゲーム内容は確かほぼ同じ)は個人団体で所有している物が、2020年5月現在も同団体が不定期に開催しているイベントでプレイでき、またそれを移植したプレイステーション版も販売されています。


・「ゾンビの棺桶」
棺桶型の乗り物に乗り、狭い乗り物の中で恐怖を体験するライドタイプのお化け屋敷。握り棒に内蔵されている発汗センサーによって「恐怖度」が判定される。自分は未体験。

 

・「ナビウエイ」

実車に乗って操作するドライブゲームで、ソフトは「リッジレーサー フルスケール」。自分は未体験。

 

・「ファントマーズ」
  ハーフミラー合成を使ったシューティングゲーム。

 

・「フューチャーコロシアム」
ダッジェムカーにゲーム要素を追加したもの。得点が加算されていく「エンジェル」と逆に減点してく「デビル」に分かれ、エンジェルはデビルの車にぶつけるとさらに加点、デビルはエンジェルにぶつけると自分はエンジェルになり、相手をデビルにできる。これも未体験。

 

・「ウェディング・ジャッジ」
教会を舞台にした占いアトラクション。結婚式の衣装(その衣装を背景にプリクラのよう写真を撮る)、カラフルなキャンドルから好きなものを選ぶ、質問に答えるなどを経て、最後に2人の結婚に関する適性(1人の場合は結婚する資格はあるか)を診断する。結果用紙はかなり厳しい内容・文面であり、パンフレットに「お客様の恋人・夫婦関係を否定する結果が出ることがありますが、それによって生じたトラブルには責任を負いかねます。」と注意書きがあったほどだった。

 

前身は「占い魔女の館」という占いアトラクションで、こちらはリニューアルの際、上記の「姫路セントラルパーク」に移設されましたが、2008年1月に終了しています。※「ウェディング・ジャッジ」の方は移設されていないので、Wikipediaの記載は誤り。


・「ラペロプター」
広場の上層を周遊する乗り物。

 

・「ピラリスのカルーセル」
メリーゴーラウンド。ワンダーエッグ閉園後は「よみうりランド」へ移設され、ピラリスを同園のキャラクターに置き換えた上で、「メリーゴーランドドック」として2020年5月現在も稼働中です。

 

・「ピラリスおみくじ」
100円もしくはパスポートを挿入すると(1日1回限り)と、お御籤が書かれたカードが出てくる。ワンダーエッグ閉園後はナンジャタウンに移設されましたが、リニューアルに伴い2013年1月の一時休園の際に撤去されてしまいました。

 

他にも、ナンジャタウン園内にはワンダーエッグのオブジェクトが展示された”メモリアルエリア”がありましたが、ピラリスおみくじと一緒に無くなっています。


・「ザ・スタアオーディション」
タレントの適性を審査するアトラクション。芸能プロダクション「アミューズ」「ホリプロ」、ラジオ局「ニッポン放送」の共同プロジェクトであり、本アトラクションで合格(好成績)すると実際に芸能デビューできる可能性があるという凄いプロジェクトでした。後にアーケードゲーム化されて、「妻夫木聡」と「市川由衣」がこれをきっかけにデビュー、現在も活動されています。
 

テストはタレント・歌手・俳優・お笑い芸人など6種類の中からなりたい職種を選んで、ヘッドホンから聞こえてくる音声と同じ高さの声を出す「音感テスト」、指定された表情を作る「表現力テスト」(現在のようなA.I,技術がない時代であったので、実際にはここで写真を撮影して、後にスタッフがその写真をみて実際に審査する方式だったと推測されています)、選んだ職種に関する質問に答える「適性テスト」の3つでした。
最後に結果用紙が貰え、合格だとその用紙がそのままオーディション(2次選考)の応募用紙になりました。

 

 

以上がメインである「ワンダーエッグ」エリア、道路を挟んで反対側にもう1つ「たまご帝国」エリアがあります。当初は別個に自動改札機がある(たまご帝国に行くには一度園内から出る)必要がありましたが、1999年に横断歩道「時代の架け橋」ができ直接行けるようになりました。

 

・「ファイターキャンプ」
油圧で揺動するカプセル状の乗り物による戦闘型フライトシミュレータ。一言で言えばかなり本格的なシミュレーション機で、デモ機でトレーニングしてから実機に乗る(そうしないと操作の感覚がとてもじゃないが掴めない)流れでした(後にトレーニング編と実践編で別アトラクション扱いに)。1回だけトレーニング編をやりましたが、中学生の自分にはとても理解できず全然動かせなかったことを覚えています…。

 

・「ドリフトキング」
バッテリーカートによるレース。「ターボ」と声を出すと加速する。自分は未体験。

 

「ザ・マミー」


・「コントラプション! 」
8人乗りのモーションライドで、トラックボールで標準を動かしてボタンで的を撃つシューティングゲームでした。特殊なマシンによってライドごと縮められて競技レースに参加、ゴールできないと元の大きさに戻して貰えないという設定で、スタッフのトークにも「ゴールできなかったら身長3㎝のままお帰りいただく」というジョークがありました。トラックボールのため標準が動かしにくい、かつ8人同時参加のため自分の標準を見失いやすく、難易度は高かった印象。