2013年7月11日~2019年2月17日まで運営していた少年ジャンプをテーマにしたパーク「J-WORLD TOKYO」のメモリアル記事です。主に2019年2月17日最終営業日に行ってきた時の様子をまとめています。

 

2019年2月17日、池袋「J-WORLD TOKYO」の最終営業日に行ってきました。この日ははっきり言って「ここがこんな混んでいるの見たことない!信じられない!」くらいの大盛況ぶりで、ジャンプ作品のファン、アトラクションに出演するアクターのファン、家族連れ、外国人観光客など多くの方が来園し、別れを惜しんでいました。


○入園、チケット売場
このパークは通常毎日夜22時まで営業ですが、最終日2月17日は20時までの営業。最終日なのに短縮営業、しかも直前?いきなりの告知(自分は当日朝の公式ツイッターで知った)でちょっとびっくり。用事があったため、自分が現地に到着したのは午後18時過ぎ、チケット売場には10人くらいの列がありました。
 
前述のよう園内はかなりの混雑。午後早くくらいまではそうでもなかったようですが、17時~ナイトパスの販売に合わせてどんどん来園者が増えていったようです。

 

「思い出年表」と「寄せ書き」。

 

「黒子のバスケ」エリアは入場までに長蛇の列ができるほどの混雑でした。

 

 

・「ドラゴンボール」エリア
アトラクションは殆どが30分待ち以上と、自分が経験したことのない混雑。その中で唯一なぜか0分待ちであった「つかもうぜ!ボラゴンボール」を利用。「ボムレンジャー」、「ナンジャコア」(吹き抜け部分)と一番ナンジャタウンの面影を体感できるコンテンツでした。

 

このアトラクション入口を含むドラゴンボールエリアは開業当初結構殺風景でしたが、その反動か2014年3月のリニューアルでは他のエリアとは比べ物にならないほど大幅にアップデートされました。

 

 

「ナンジャコア」吹き抜け部分を流用した『神殿』の。

 

その後は隣の「放とうぜ!カメハメ波」を。タイミングがよく10分待ち程で利用。「魔人ブウ」が出てくる特別バージョンでした。

 

 

・「ワンピース」エリア
アトラクション「チョッパークエスト」は20分、「トレジャーハンティング」は50分(そのすぐ後に受付終了)の待ち時間が出ていたので諦める。結局「トレジャーハンティング」は一度も利用しなかった。


 

かつてあったライドアトラクション「ソルジャードッグ・アドベンチャー」は2018年に終了。2016年夏にはホラーバージョンになったこともあります。暗闇で音声中心の脅かしに加え、終盤ではアクターも脅かしてくる。

 

 

このエリアもかつてのナンジャタウン、ナンダーバードの面影が残ります。

 

レストラン「カフェ マドモアゼル」も入店受付終了。
 

 

アトラクション「シロモクバのカイテンモクバ」は待ち時間こそそんなに発生しなかったものの、終始列は絶えませんでした。

 

○19時「セレモニー」
「J-WORLDキッチン」にてセレモニー。運営側の偉い方やジャンプの編集部の方が出ていたようです。

 

告知はされなかったようですが、「NARUTO忍界大戦ツアー」のアクターさんによる、トーク演技も行われました(撮影禁止だったので、これはイベント終了後のとき)。感動の涙を流す方多数。
 


・「NARUTO」エリア
上記のイベントの時は休止していたアトラクション「忍界大戦絵巻」に再開後を狙って並ぶ。すぐ受付終了になったのでまさしく滑り込みでした。

 

こちらも、2017年にホラーバージョンになったことがあります。

 

 

○20時「ついにフィナーレ」
19時半になり、どのアトラクションも受付終了。そしてパーク外にはたくさんのファンの方で溢れ、これが20時半頃まで続いたようです。
 

 

下は21時半頃、完全に閉まった後の写真。この時も10人くらい記念撮影をしている方がいました。


このJ-WORLD TOKYOはナムコがナンジャタウン等で培ったキャラクタービジネスのノウハウを駆使した集大成として開園しましたが、開園当初からパークの営業利益的には厳しい状況となり、ジャンプ作品のファンの間でも「気になる人は潰れる前に行った方がいい」と言われるなど、良い意見を聞かなかったパークではあります。

 

でも、最終日という補正があったにせよこれだけの多くの方で賑わいを見せていたのを考えると、家族連れ、コアなファン、外国人観光客(インバウンド)で十分集客できるポテンシャルはあったのだと思います。それだけに、もうちょっとプラスになる何かがあれば、結果は違ったのかもしれません。


跡地にVRを扱ったテーマパーク「MAZARIA」が2019年7月12日にオープしました。