7/18(土)にオープンしたナガシマスパーランドのフライングコースター「アクロバット」、そのコースレイアウト及び乗車感覚を紹介していきたいと思います。
アクロバットは看板のイメージイラスト等からは「優雅に空を飛ぶ」、いわゆる振動が少なめの爽快系コースターをイメージされる人が多いと思いますが、実際は軽やかに走行する部分が半分、強い重力がかかる所やキリモミ回転ではそれなりの振動があるなどコースターとしては結構ハードな部類になるかと思います。

 

コース全体

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駐車場側からより。右側のカーブしたドロップが最初ファーストドロップです。ここに写っているのは前半部分で残り後半はイメージイラストにある「池」の部分になります。

 

「アクロバット」走行の流れ

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上記とは反対側、園内側から見た前半コース。車両はプラットホームで座席が傾いた後、前進し巻き上げへ。高さは43mでそんなには高くないですが、うつ伏せ状態のため「地面を見ながら上昇」するようになり結構怖いかも。

 

画像左側、ファーストドロップはやや緩やかな右カーブで落とし込み、その後赤矢印の流れのようループの円の上へ。この時かなり強めの浮遊感(AIR TIME)が味わえます。

 

そしてループですが、ここが実はこのコースター最大のハードポイントかもしれない。圧迫されそうな程強い重力がかかります。特に車両後ろの方だと引きずりこまれてスピードが増すため迫力倍増です。
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なお、ループ下ではフライングコースターだけしか起こりえない「自分の背中にレールがあり、仰向けになる」状態となります。
(2つ上の画像の)黄色矢印の地点、ループの後は旋回して緑枠部分のキリモミへ。キリモミも振動があってハードですが、とにかくその前のループの余韻が強く残ってあまり印象に残らないかも。

 

その後ループを潜って進み、またキリモミがあって一旦平坦な地点でブレーキがかかってスピードを落とした後、後半の池の部分になります。
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池の水上ではゆっくりと旋回し、車両の通過に合わせて噴水が上がります。タイミングぴったりで本当にイメージイラストのような状況に。
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乗ってる側の視点でも足元に水が上がってるのがはっきりとわかります(風向きによっては実際ちょっと飛沫がかかる場合があります)。

 

旋回後はまたまたキリモミがあり、最後駅舎方向に左旋回してフィニッシュです。
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感想

うつ伏せで「優雅に空を飛ぶ」だけでなく激しい回転で力強い飛行を合わせ持った、ハードですが爽快なスリルを味わえるコースターになるでしょう。ループやキリモミの激しさは確かにタイトル通りアクロバットのイメージかもしれない。

 

ハードとは言いましたが、昔のコースターにあるような「体に痛みを感じる」ような激しさではないので、そう言った心配はなく楽しめると思います。

 

コースター好きにはきっと満足いくスリルで、そうでない方では決して「初心者や苦手な人でも苦になく楽しめる」とは言えないですが、優雅なコースターの次はちょっとスリルがあるものへ、のステップになるかもしれないコースターです。

 

現在のところフライングコースターがあるのは、このスリルを味わえるのはナガシマスパーランドだけですので、皆さん是非ご体験を。