米国トヨタがリコールを発表しました。
アクセル部品の不具合だそうです
対象230万台
対象機種は生産、販売ともにストップ
去年に比べて30%増だった生産もストップで
黒字回復が遅れそうと昨日のニュースで伝えていました
生産、販売ストップは厳しいですが
不具合が発生した以上、ストップするしかありません
トヨタの強みはこういった問題が起きたとき、ピタッと止まること
そして在庫が少ないので、不具合の対象が少ないこと
(すでに販売済のものを入れれば230万台になりますが)
普通の会社ではこうはいきません
まず、工場には不具合の部品が山ほどあり
完成した車も山のようにあります
まずは販売済の車の対処が優先されますから
在庫となっている完成車はしばらくの間、倉庫に寝ているしかありません
その間、ずっと倉庫代を払い続けなければなりません
完成車の不具合部品の交換をしたら、再度検査をしなければなりません
(アクセル部品の交換なら当然ですよね)
余計な工数が発生し、コストが増えます
踏んだり蹴ったりです
トヨタは、極限まで部品在庫、製品在庫を圧縮しています
(米国トヨタはどこまで徹底しているかはありますが・・・・)
不具合発生からの立ち上がりも、他社に比べて早いです
トヨタ生産方式で、在庫を極限まで減らす
それがトヨタの強みの一つです
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