手摺が必要な人々
とある旧家に、手摺を取り付ける仕事とにいきました。
取り付ける場所は、
日常的に使われる場所です。
お施主様はかなりの高齢者で、正直、僕の年齢ではまだ理解できない程
凄く便利になったと、喜んでくれました。
それは、正直嬉しい事なのですが、
高齢者の方は、僕達には想像も付かない様な場面で、
かなり不便な生活をされているみたいです。
少しの段差を上がる時
座って立ち上がる時
ドアを開ける時
フローリングの廊下を歩く時
これらは、何気ない動作です。
しかし、これが歳を重ねるごとにだんだん不便になり
そして、危険になってくるのです。
ある、セミナーで言っていましたが、
人が亡くなる場所の第一位が家の中だそうです。
これは、いろんな条件といろんな場面もあると思います。
僕達が一生懸命造っている家は、一番安全な
場所にしたい。そう思います。
その為には、いろんな視点から現場を見ることが大切だと、素直に思いました。
未熟な僕は、いろんな人から、いろんな場面で、いろんな事を学ばせて頂いています。
そういう小さなヒントに、いつも気づける人でありたいそう思いました。